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点を増やすシリーズ_失敗の日②

点を増やすシリーズ

と称して、

「理解していたつもりだけど、自分ごとで考えてこなかったこと」

を前回から勝手ながらはじめてみました。

書くことが得意でないので、
なんだか全然進まないのですが。
そんなことではいつまでも完成しないので
徒然なるままに書いてみたいと思います。

今回は私がはじめて行ったイベント

「失敗の日」

について書いてみます。

「失敗の日」をやろうと思ったきっかけ


そもそも、イベントをやろうと思ったきっかけは
夏休みの子どもたちに、何か新しい経験や体験をさせたいと
「旅行」とか「習い事」とか考えていたとき。

私は親として

【なぜ、新しい経験や体験をさせたいのだろう?】

と考えていて、
現状、子どもたちが新しいことに対して、
「恥ずかしい」とか「怖い」という感情をもちがちだなと思っていました。
この気持ちがあると、素直な気持ちでやりたいことに進めないと感じていてすごく邪魔な感情だなと思っていました。

実際に、
新しく習い事などを始める際に、
友達はいるかな?難しいかな?できるかな?など
なんだかネガティブな気持ちが大きくなっているような気がしていました。

じつは、
その感情や考えは自分自身にもあって、
できない理由を最初に考えたのち、今は無理だからやめよう
いつかにしようと考えるようになっている傾向がありました。

「ダメだ、変えたい!」

この感情があると、やりたいと思ったことでもできなくなってしまい
選択肢があっても選択できないという悪循環をうむと思い
どうにか変えたいと考えました。

まずは、自分の行動から変えていくことが必要ではないかと考えました。

そこで、
親が企画したイベントを子どもの前で行い
その様子から何かを感じてもらいたいと
親にとっても子にとっても
はじめての体験をするということを考えました。

フィンランドの「失敗の日」

企画内容について何が良いかな〜と考えていた時に
フィンランドの「失敗の日」を知りました。

「失敗の日」とは?
10月13日はフィンランド発祥の記念日「失敗の日」
「失敗を恐れずに挑戦する」「失敗を肯定的に捉えて学ぶ」
「失敗を周りも受け入れる」などのメッセージが込められ、
寛容な社会を創ろうと提言されています。

大人だって失敗するんだよ、だからなんでもやってみようよ!
そんな思いを伝えたいと思い、この企画だと決めました。

そして次の日には

新栄 のわ」に相談しにいき、イベント開催の場所として利用することを
快く承諾いただいた後は、ずっとイベントの内容について思考錯誤していました。

「失敗の日」でやりたいこと

このイベントで絶対にやりたいと思っていたことが2つあり、

1つ目は

いろんな人の失敗談を聞いてみること

これは失敗に対する知見を増やすこと
失敗は誰でもあること
失敗についての捉え方を色々な角度で持つこと
という目的があり
そのために、失敗談を集めました。

2つ目は

失敗すると思うことをやってみること

「宇宙に行きたい」そんな
今絶対できないような(=失敗する)ことを
できる方法を考えてやってみる。
どうせできなくても何か学びがあるだろうということを目的にしています。
現実社会では、確実性の高いものばかりを行ってしまう傾向があるように思えて、できないことをやらない気がしていました。

やりたいことを自分で考え、やりながら自分で感じ、
自分で方向や結果の結論をつける
そんな体験をしてみたいと思いました。

苦手な資料作りをせっせとしながら
Canva頼りに、コツコツとやっていました。

この間はワクワクできる楽しい時間でした。


「失敗の日」の前にすでにしている失敗


開催日は決まった。
場所も決まった。
コンテンツ着々と制作を進めている。

いや、何かを忘れている。

集客!!
ここについて、本当に全く考えていませんでした。

ましてや、平日の14時に人を呼ぶって非常に難しい・・・
ああ、もうすでに失敗をしていた。
「失敗の日」を開催する前に失敗している私・・・
残念すぎるなと思いました。


失敗の日


いよいよ「失敗の日」
朝から我が子はドキドキしていたようで
何回も「緊張してる?」と聞いてきました。

まずは、失敗の日の概要を説明し、
失敗について話していきました。

失敗ってなに?

そして、次に「失敗ってなに?」と
失敗に対するイメージをひとりひとりに聞いてみました。

多く出たのが、ネガティブなイメージ

「怒られる」
「間違えたことをする」

「思っていたことができない」
「どんぞこ・暗い」

ポジティブなイメージでいうと

「成功するための学び」

などの意見が出ました。

正解や間違いはありません。しかしながら失敗というイメージは
ネガティブもポジティブも持ち合わせているものだということはわかりましたし、そのバロメーターがネガティブ寄りであるような気もしました。

そこで、発明家や起業家
世の中でいう”成功者”が言っていた
失敗に対するイメージを伝えました。


失敗は成功するために必要なことで
避けては通れないことであると再認識しました。


失敗と成功のイメージ(どちらも楽しそう)

失敗>成功 わかってはいる。
でも知っていると理解している(わかっている)を違うから避けようとしてしまうのです。

次に、みんなの失敗談を聞いてみた。

みんなの失敗談


事前にアンケートをとって、失敗談をあつめてみた。
匿名で集めているので誰のものかはわからないけど人それぞれのストーリーがあって失敗談はとっても趣がある。

お小遣いでコピックを買って帰ったら、持っている色を買っていた。持っていない色が買いたかった!

覚えていないなら、持っていない色にして欲しかったね・・・

全財産入れてた財布を落とした

それからどうしたのか聞きたいです

コンビニから戻って彼氏の車の助手席に乗り込むと、ものすごい違和感。足元にかがみ込んで何かやっている彼氏の服装がさっきまでと違う!!そして、私が乗り込んだ車の隣の車の運転席でびっくりした顔でこちらをガン見している彼氏と目が合う。 きゃぁー!!車間違えた~!! 恥ずかしすぎて、ごめんなさい!間違えました!と言い捨てて車の主の顔を見る間もなく車を降りました。 その人、屈んでる間に誰かが助手席に乗り込んできて、怖かっただろうな〜。

ヒェ!!!怖い怖い怖い、絶対確認してからにしようね

怒られるのが怖くて隠していたらバレてもっと怒られて2度と仕事がもらえなくなった。

大人になると怒られなくなりますよね


くじ引きは楽しい♪

くじ引き方式で失敗談を引いていく。

・どんな失敗だったのか?
・自分は同じようなことがあるか?
・どうすればよかったのか?


そんなことを、子どもと大人が一緒に話していて
議論するというよりは経験や思いを共有するそんな時間となりました。

また、気付きとして
失敗に対する過去の経験を聞くと
失敗に対する考え方、捉え方がその人によって大きく違いそうと感じました。

恥ずかしいようなことを失敗と思っていたり
もう取り返しのつかないことが失敗であったり
それって失敗?と他者からすると思える失敗であったり。

失敗を開示することは
その失敗が誰かの学びになるということを実際に体感できました。

そしてさらに、もっとたくさんの失敗談を聞きたいなと思いました。

ふと、会社などで月次報告などをするとき
良いことばかり言っていて、会議は楽しくないけど
失敗の共有だと、
気をつけよう。。
危ない〜やりがち〜
すごいチャレンジ素晴らしい!とかにもなるだろうな〜と。
でも、絶対否定されない状況がないとダメだ…。

失敗しそうなことをやってみる

次にやったことは、
今できないと思うことを考えてもらい
その中で一つをやってみようという取り組みをしました。

今回は、

「今すぐ勉強ができるようになることはできない」

をテーマに行いました。

・勉強ができるということはつまり何?
 →難しいことを覚えること!と決め

・単位を覚えてみよう!
ということになりました。

覚える方法として
・覚える時間を決める(3分)
・覚える時間と同等の時間休む
を取りました。

休み時間はおやつを食べて休憩。またすぐに暗記の姿勢に・・・・

この単位を覚えてみようと決めました。

結果は





全員が全ては覚えられなかったのですが
覚えることができた単位もありました。


覚え方も工夫して、音と動物を繋ぎ合わせたり、語呂で覚えたりと。

・覚え方の工夫
・楽しく暗記をする方法
・みんなでやるからやる気が出る

今までの勉強の仕方では見つけることができなかった工夫をし、
楽しかった〜、すごい覚えられた〜などの意見がありました。

最も効率の良い方法ではないかと思いますが、
楽しく勉強(暗記)するという経験を実際にすることができました。


こうやって、
本来の目的を100%達成できていなくても
例え10%であっても、それが一番良い方法でなくても
考えて行った後の学びは必ずあるし
なおかつ楽しいという体験ができました。

この失敗をするという企画は
私自身もやってみなくてはわからないと思っていたものなので
ここまで盛り上がり、結果が出るとは思わず
ぜひみんなにやってもらいたいおすすめのワークショップだと思いました。

失敗の日をやってみた感想

感想としては「失敗の日」というテーマは誰にでも共有のことで
わかりやすく、共感しやすく、また大切なことが込められていて
素晴らしいと思いました。

そして、企画から開催するってとっても楽しい!!!
資料作成も自分好みに可愛くするとかもワクワクしてよかった!

みんなが楽しめるかな?自分だけが楽しいのかな?と不安だったのですが
楽しくワイワイと取り組んでいてよかったです。

また子どもたちも企画から開催まで行う
親の姿を見て思うことがあったようです。(聞いてはないですか・・)

コンテンツとしてはすごく未熟ですが、
誰でも簡単にできる内容だとは思うので、
真似できる部分があればやってみてほしいです。
失敗談は酒の席でも盛り上がりそうなネタでもあると思っています。

失敗の先にしか成功がないと考えて
どんどん楽しいと感じるところに進んで行きたいと
心から思えた体験でした。

知っていると理解している(わかっている)は
全く違うなと改めて思った貴重な体験でした。

集客の部分を次回は改善して
次なるステップを踏み出す背中を押すようなコンテンツとして
引き続きやっていきたいなとも思っています。
(オンラインかな?)

ご興味ございましたらご連絡ください。
徒然なるままに書いた内容を
ここまで読んでくださりありがとうございます。


ぜひ、あなたの失敗談も聞かせてください。
https://forms.gle/w37Jcvz8HzZ7bgpQA



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