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『親が自分らしい親に育つ為の支援』を「自分らしく」考えてみた。

昨日は私がプライベートでやっている大切な活動の、オンラインペアトレ講座の最終回でした。

私はもともと、「ママの精神的サポートの出来る子育て支援者になりたい!」と考え、臨床心理学を学びました。

私の考え方のベースは子育て支援。

「親が自分らしく親として育つ為の支援」



今回のオンラインペアトレ講座は初めて中高生お子さんを育てているママコース☆(思春期コース)

ペアレント・トレーニングの適齢時期は4歳~11歳だと言われています。4歳とは言語がある程度理解できるようになり、11歳とは思春期心性になる前のお子さんに効果的な子育てのやり方を学ぶプログラム。

でも私はペアレント・トレニーングは人間関係の基本だと感じていますので、お子さんが4歳より小さくても11歳より大きくても、相手が大人であろうと、人間関係の悪循環を断ち切り、良い関係を作るためにとても良い方法だと考えています。

そこで。。。

通常のオンラインペアトレ講座に、私なりに思春期子育てで大切だと感じている接し方のポイント、『親の心得』や『子育てのコツ』などを内容に盛り込み、思春期コースを作りました。

でもでもやはり、初めての講座(コース)にハラハラドキドキ。

「ママ達のお役に少しでも立てるかなぁ」「ママとお子さんの関係が少しでも楽に穏やかに変化出来るかなぁ」

そんな思春期コース。後押しをしてくれたのもママさん。

今回参加してくれたママさんのお1人が「先生!思春期コースもして欲しい!」彼女は何と3年間待ち続けてくれたのです。

私の講座が受けたい!!と言ってくれたママさん。何て幸せな事だろう。何てありがたいことだろう。勇気を出して開催することに!


幼児さん向けの子育ての講座は沢山ありますが、小学生になると、年に一度の学校の教育講演会くらい。中学生ともなると、他のママさんとの出会いも、一緒に学べる機会ももっと機会が減っていきます。

今回の参加の高校生ママさんも「子育てについて話す機会がなかったので、話ができてありがたかった」と言われていました。


最終回の感想

「Aさんのお子さんとのやり取り、そしてお子さんの変化がとても印象に残っています」と何人かのママからお話が。。。

Aさんは初回と初回で全くお顔・表情が変わられました。初回は緊張もあったのだと思いますが、最終回に比べると何か思い悩んでいる事が画面越しにも伝わってくるような雰囲気。「このママの笑顔を取り戻したい!」と感じました。

それが最終回のAさん。表情は柔らかく笑顔も弾け、お子さんとのやり取りやお子さんの言った可愛いセリフを、私たちにイキイキと教えてくれました☆


何が嬉しいって?、Aさんの変化は勿論のこと。他の参加者のママさんがこのAさんの変化を自分の事のように一緒に喜び合い、それを言葉で伝え合ってくれたこと。

最終回で参加者のママさん達の感想を聴いているといつも泣きそうになる私ですが、今回も。。。

感動する。。。「心が動く」


「出来る事に注目していくと子どもが変わるんだなぁ。「この子どうせ出来ない」とレッテルを貼っていたのは私でした。」

「自分の対応が甘やかしているのか、これで良いのか悪いのか、悩むことがあったけど、ここではそれが的確にアドバイスがもらえ助かった」

「皆さんそれぞれ悩みがあるんだな。その辺どこかほっとしたところがありました。」


こんな本音の発言がし合える関係。離れていても「トモニ」子育てを頑張っている仲間がいる!と思えると湧いてくる勇気。


人は『学習』し『成長』します。

『学習』は自分が体験することで習得できます。

この体験には頭の中で考える『思考』も含まれます。

逆に言えば「ただ聞くだけ」「ただ教えられるだけ」では本当の学びにはならないのです。

『思考』はどうしたら始められるのか、それは人との『対話』から。

1人だけで考えるだけではなく、他の人との語らい、自分が主張し相手が大切に聴いてくれる体験。そこから次に相手の主張を自分なりに理解し言語化し、お互いに確認していく作業。『対話』はこのやり取りで成り立つ。


「親が自分らしく親として育つ為の支援」の鍵は「対話」だと私は考えています。

私は「親が自分らしく親として育つ」子育て支援者になりたい。

「わたしらしい」支援者に。

困った時には思い出してもらえて、幸せな時には「そう言えばあんな人もいたなぁ。名前なんだっけかなぁ」とぼんやりと。大体普段は忘れている。そんな並走の出来る子育ての伴走者になりたい!


今回の参加してくれたママ達もしんどい時にはオンラインペアトレ講座をほっこりと思い出してくれたらいいなぁ。そして1人で悩まずまた一緒に学べる場に戻って来てくれたらいいなぁ。

私も子育て仲間の1人です。

こうやって出会えたのも子ども達のおかげさま。

また子育て仲間が増えた幸せに。出会いに感謝☆


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