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『わからない』ことを楽しもう!

息子くん達が小学生の時、近所に学習塾が出来ました。
新しい建物の前に旗が並んでいるのを見た息子くん。
「ママここって何するところ?」と尋ねた息子くん。
塾の説明をすると、体験会に行ってみたいと言い出し、とんとん拍子に入塾へ。その後次男くんも。

あれから8年。
今日は息子くんと塾に最後の挨拶に行ってきました。

小学生、中学生、高校生。
ずっと息子くん達を。息子くん達の子育てを見守ってくれた塾の先生達。

息子くんが小学生の頃。
とても辛い衝撃的な体験をして、勉強が手につかなくなっってしまったことがありました。塾に泣きながら相談に行った私。
そんな時に先生は「○○くんはきっと大丈夫。お母さん、お母さんが諦めたらいけんよ。○○くんは大丈夫だから」と励まされる。その言葉のおかげでまた息子くんと、息子くんの未来を信じて前を向くことができた。

息子くんが中学校の頃。
学校の先生や周りの大人が信じられなくなり、そして自分のことすらも信用できなくなった息子くん。口数が少なく、反抗的になった息子くんに戸惑い喧嘩も増える。
「これが本当に可愛かった息子くんなのか?何でこんなに変わってしまったのか?」
そんな時塾の先生の「○○くんは大丈夫」を思い出す。
いくら反抗しても、塾には休まず通った息子くん。「きっと大丈夫」


息子くん達だけではなく、私自身にとっても私の子育てにとっても、どれだけ塾が大切な存在であったのか。。。
感謝を伝える。

「また困った時には帰っておいで」と息子くんに声をかけてくれる先生。

「○○くんは真面目で、自分がこうだと思った事があったら曲げれなくてしんどくなることがあるので注意するんだよ」
8年間、息子くん達の成長を傍で見ていてくれたからこそわかる、息子くん達へのアドバイス。

子育ても、子どもと関わるお仕事も、すぐに答えや成果が出て『わかる』ものではありません。
現代は昔より便利になり、いつでもコンビニがあり欲しい物が手に入る世の中。「何でだろう?」疑問に思ったことだって、すぐに答えがネットで検索でき、専門書並みの解説がすぐに読める現代。
『わからない』ことを抱える体験が日々の生活で少なくなっている。

『わからない』ことは人を不安にさせる。不安は人をそわそわさせて焦らせる。焦って心にもない言葉が口からついて出てしまう。

『わからない』ことを楽しみに過ごすことができる心の余裕が、親個人にだけでなく社会全体にできれば、子育てはもっと楽になるんじゃないのかとふと考える。


子ども達がどんな風に成長していくのか『わからない』ことを、不安に感じるか、楽しみだと思えるか。
それは、子ども達を『大丈夫』と信じて見守ってくれる、子育てに伴走してくれる人に親も子も出会えるかどうか。

私自身もお母さん達のそんな伴走者になりたいと考えてお仕事をしている。
そして私の子育てには、これまで塾の先生達が伴走してくれていた。

8年前。塾の前で足を止めた息子くん。
息子くんが繋げてくれたご縁。子育てを通じて出会えた先生。

息子くん達にも私にも帰る場所があると思える安心感。

子ども達の『わからない』未来。幸せは無限に広がる!
お楽しみに。乞うご期待☆

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