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建設・測量生産性向上展へ出展後の結果はいかに!?ささざわさんレポート

2024年5月22(水)~24(金)に幕張メッセで第6回建設・測量生産性向上展(CSPI-EXPO)が行われました。今年は昨年よりもCSPI展への来場者数が多く、速報では約47,000人の方が来場されたという発表もあり、建設業界からも大変注目されていることが分かりました!

“Malme(マルメ)”の出展は今回が初めてでしたが、反応はどうだったのでしょうか?また、今注目すべき土木業界のデジタル技術とは?!
「ドボクをアップデート」を目指すささざわさんに、展示会終了後に早速インタビューを決行しました!



こんなにも反応があるとは思いませんでした!びっくりしています!みんな熱量があって刺激的な展示会でした


Topic1.ーどんな目的でCSPI展へ出展したのかおさらいー

ささざわ:僕らが出展を決めた理由は、“Malme(マルメ)”のサービスを売りたいというよりも、まずは知っていただきたいと考えたからです。なのでKPIも商談ベースではなくヒアリングをベースに設定しました。僕らがやっているような設計の自動化に既に取り組んでいる方のお話しやお客様から「もっとこういうものが欲しい」というご意見を沢山聞かせていただきたいと思ってとても楽しみに当日を迎えました!

また、僕らだけが社内で仕事をしているとどうしても視野が狭くなっていきます。今の業界の流れを掴んだり僕らがやっていることの方向性が、業界やお客様からみて反れていないのか、ということも知りたかったので出展しました。

詳しくは前回の記事を参照してください▽


Topic2.ーMalmeのサービスについて、お客様からの反応は?ー

今回の“Malme(マルメ)”のメインプロダクトは「Structural Engine(ストラクチュアルエンジン)」でした。これは設計分野を自動化しようというものなのですが、このコンセプトが非常にいいね!と、沢山のお客様から言っていただけました。設計のプロセスを短縮しようという動きは他でもあるのですが、それをアプリで解決しようという考えに大変賛同していただきました。

お客様に「Structural Engine」を説明している ささざわさん


僕らは会場で、「Structural Engine」は現在鉄道土木の分野でアプリをつくっているというお話をしましたが、お客様から建築業界でもやってほしいというお声もいただきました。本当に沢山の方が興味をもってくださり予想以上に好評でしたので、一番多かったのは「いつ頃でますか?」という質問でした(笑)

「Structural Engine」は夏頃リリース予定です!乞うご期待ください!

「Structural Engine」以外のプロダクトで実績に繋がったのは「Malme AI Project」です。これは、AIを使って様々な受託開発ができますというもので、今回一例として出展したのは、簡単にいうとチャットGTPの土木バージョンがつくれますというものでした。こちらは建コンさんやゼネコンさんの最大手~準大手企業様との商談が始まっています。
AIの受託開発は、自動設計アプリや(お客様の)会社専用の計算アプリなど様々なプロダクトの開発が可能です。また、会社様ごとに「DX推進部」という部署があるのですが、DX推進部と組んで何かやって欲しいというお声や、DXに関するコンサルで入ってほしいというお声も多数ありました。

現在“Malme(マルメ)”では、上記以外でも様々なAI開発が進んでいます。例えば、二次元図面を読み込ませるとソフトの入力データが自動でできるプロダクトを開発しています。こちらも受託開発が可能ですので、ご興味がありましたら、お気軽に下記のリンクからお問い合わせください。


Topic3.ー土木業界の注目すべきサービスー

今回の展示会で非常に出展が多いと感じたのは、AI関係のプロダクトです。僕自身も、土木業界でDXを考えるなら今後AI関係は外せないと思います。AIが注目されている理由の一つは、今までできないと思われていたような仕組みや技術が、AIが発展してきたことで既存の技術と組み合わせられるようになったからです。
例えば、CADソフトにAIを組み合わせて入力を補完しますとか、ドローンの操縦をAIが操作しますというものが見受けられました。社内DXを進めるにあたり、AIは選択肢の一つとして毛嫌いせずに考慮すべきだと思います。

展示会の様子


実際に“Malme(マルメ)”も、AIの受託開発は大変好評でした。ですが、なぜここまで興味をもっていただけたかというと、AI開発を土木屋さんがチームでやっているというのが良かったんですよね。
AI開発を外注するとITの専門家とのやりとりが発生します。そうすると土木用語や業界のルールやリズム感がどうしても合わなくて進めるのが大変になります。その点“Malme(マルメ)”なら一緒に仕事ができるからということで、好評でした。

しかし、デジタル化が進むにつれて懸念すべき点もあり、それは機械に頼りすぎることです。どんなプロダクトも言えることですが、急に完璧なものをつくることはできません。どの分野でも自動化は叫ばれますが、最後は人間が目で見て本当に正しい結果なのか確認をしなければいけません。実際に開発をしていても思いますが、機械と人間が一緒に進化していくことが大切です。


Topic4.ー土木技術者として、ささざわさんの感想ー

集客でいうなら、大手企業が面積を使って大々的にやっている所に叶わないですが、展示規模に対してなら一番頑張ったと思います!(笑)
どの会社さんも私はこれやっていますとか、熱量のある人が多く、みんな元気で刺激的でチャレンジもしていて、とても楽しめました!

「Structural Engine」については、土木業界的にも大きい展示会なので大手企業様も含めて沢山出展されていたのですが、設計プロセスを短縮しようとしている企業は見受けられませんでした。誰も考えたことがないものを形にして発表することができ、そしてそれを沢山の人から肯定していただけたので、とてもうれしかったです(笑)こうやってどんどん仕事が効率化し生産性向上を目指すことができるのは、喜ばしい限りですね。

また、僕が勉強になったこともありました。構造設計を生業としてきた僕にとって、設計屋さんはこうあるべきみたいな正解を持っていたんですよね。
ですが、それをくつがえしたお客様がいました。
設計を正確にやるのではなく、大体でいいから早く計算したいという意見があったんです。それを聞いて「なるほど、確かにありだな!」って思いました(笑)理由としては、競合他社がやっていないということが一つです。
例えば、1くらい+1くらい=1.8くらい
みたいなソフトはつくっていないと思います。入力値が完全に決まってない段階で大体の設計ができるようなものが欲しいというこれは、アイディアとしてやばいでしょーと思いましたね(笑)


Topic5.ーMalmeの今後についてー

今の土木業界の流れをふまえて、専門アプリがユーザーの業務そのものを代替えするという方向性のプロダクトは「Structural Engine」が唯一だったように思います。そこを伸ばしつつ、みなさんからいただいた意見や反応を元に“Malme(マルメ)”もAI技術を取り入れてよりよいものをどんどん開発していきます!

“Malme(マルメ)”は開発者と窓口との距離が近いので、ご意見をいただけましたら反映が速いです。展示会が終わっても引き続き、みなさんのフィードバックやご意見をいただけますと「ドボクのアップデート」につながりますので、今後とも宜しくお願いします!

何かありましたら、お気軽にXやnoteなどでコメントください!




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