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問わず語り

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エッセイ、つぶやきの延長。小説ではない、という書物をあつめたマガジンです。
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記事一覧

【問わず語り】家で燻製ジンを漬ける

私の書く作品は文学性の低い、ライノベか脚本みたいなものだ。 私は本を読まないし映画も偏ったジャンルしか観ない。インプットの多くは音楽と景色。語彙力表現力が全く培われていないからだ。 頭に浮かんだ情景の一片からすぐに物語を描こうとする。役者は揃っているから、どの子が演じればいいか考え、ズルズルと前後の流れを引き出していく。ただただ、感情の赴くままに。 それでも書き続けているネタが尽きる(か、飽きる)。流石にもう書けない、しばらく休むだな。 そう思っても、ひょんな事をきっか

【旅話】推し活マックと旅マック

堺雅人さんのおかげでマックを食べる。雅人よ今日もありがとう。 ちなみに私がマックで食べるものはセットの『ダブチ』か『サムライマック』か、今回の『リバイバルマック』3択である。それらは雅人がCMしたもの。 オタクは徹底しがちである。 そしてメインはバーガーよりもポテトである。三角食べが出来ないのでまずポテトを一気に食べ、次いでバーガー・ドリンク、な感じ。ポテトは鮮度が大事だからだ。 先日のランチ。店内で海外のマックの話がラジオっぽく流れている。メニューは国によって結構異なる

タイトル『VIVANT』

note開いたら「VIVANTの考察記事を読んでみませか?」って勧められてビックリしました。それで書いています 笑 終わっちゃいましたね~。 でもなんと爽やかで潔いエンディングだったでしょうか。 エグいロスになるかと思っていましたが、あんなに満足度の高いラストだとは思いもせず。こんなに清々しく気持ち良いなんて想像もしていませんでした。 最終回は後輩が「一緒に観てください!」と我が家にわざわざ来て、お赤飯を食べて一緒に観たのですが、後輩は始まる前から「やばいすでに泣きそう」

今の私があるのは

noteの企画に参加してみる。 私は数年前、結婚を控えていた。 同じ部署の14歳年下の男性から熱烈にアプローチされ、自分も年齢的に(当時44歳だ)結婚のチャンスはこれが最後だな、と思い、トントン拍子で段取りが進んでいった。 結婚なんて諦めていただろう両親は、すごく喜んでくれた。今でもその時の事を思い出すと、涙が溢れてくる。 付き合い始めたのは確か11月だったがすぐに双方の両親への挨拶が済み、年明け早々に両家の顔合わせをすることになっていた。年内には式場も決め、結婚指輪も調

寝ても覚めても『VIVANT』な日々

これは誇張でも何でもなく、夜中に目を覚ますと(私は数年前から中途覚醒持ち。最近は加齢との区別が付かないが)、考察してるんですよ…もう脳が休まらん…。 ってかnoteから1週間離れる、と言った舌の根も乾かぬうちにVIVANT記事を上げるっていう…。 3話も4話も考察記事を上げずに本日第5話を迎えますが、第4話はこの1週間で何回繰り返し観たでしょうね…。さかいすとさんたちは4話終了後、息も絶え絶えだったはずです…。 福澤監督は堺雅人という俳優をよぉーくわかっていらっしゃる!流

「K-POPが人生を変えましたよね」

タイトルは先週のBLACKPINK『BORN PINK WORLD TOUR JAPAN』東京ドーム2日目のコンサートを終え、サイゼで打ち上げしている時に一緒に行った職場の後輩が言った言葉だ。 確かに! とデカンタ200円の赤ワインを飲みながら激しく同意。 後輩はK-POP好きが高じて韓国語の専門学校に通っていたとのこと。 私は仕事で新入社員と1年間お話をするのだが、彼らは下手したらもう娘・息子くらいの歳の差なのに、会話の共通点になる。何なら一緒にコンサートいったり、同

【問わず語り】旅は続く

今ポーランドのWrocławと言う街に来ています。 ベルリンから大体雨で、観光の気力が萎えてしまってますが…。寒いし…。 そんな中、may_citrusさんのコラボ小説が始まっています。 なんと私の拙作の続編という形で、音楽を通して旅の続きが描かれていきます。序盤から既に稜央が登場してきます。棚ボタ的な突然の依頼に戸惑いながらも受けて立つ稜央。頑張って欲しいです(我が子)。 週一更新との事です! 私の方はこれからワルシャワに移動し、その後ブリュッセル、そしてまたベルリ

【問わず語り】コラボ小説の連載を終えて

may_citrusさんの作品の登場人物とうちの子が関係を築いていくコラボ小説、全14回完了しました。 本家⬇︎ 改めてmay_citrusさん、ありがとうございました。 反響の大きな大作に対するコラボなので最初は余計な事を色々考えたていたのですが、コラボしたいと思った原点に立ち返った時『強迫症』の接点だったな、と思いなんというかちょっと自負も芽生えがありました。 強迫症に関しては患者さんとの接点があったので勉強会に参加していました。 あと私の仕事柄、大人の発達障がい

うちの子たち【作品紹介】

私の各作品のほとんどが同じ登場人物です。突然ですが、それのまとめページです。 自らの整理の意味も含め…。 メインキャラは野島遼太郎という男で、彼を中心とした家族や同僚など周辺人物を主人公にしたサポートストーリーを展開しています。 起点の話はこちら↓ 当時は遼太郎を主人公に据えようと思っていませんでしたが、書いていくうちに段々キャラが肉付けされていって、彼の抱える様々な『問題』から他のストーリーを展開していくことになりました。 以下、各登場人物ごとに時系列で並べています。

【問わず語り】過去の私が今の私を助けることがある

表題のことを感じる時がたまにあります。 今から4年前のちょうど4月。 私にとって人生最大のショックな出来事があり、楽観的だと思ってきた自分が鬱状態になりました(病院に行ってないので診断は受けてません)。 詳しくはいつかまとめようと思いますが、とにかく日々生きるのが辛く死ぬことも出来ない地獄の日々でした。 病院で解決するものでもなかったのでカウンセリングを受けましたが、結果はダメで。合わないカウンセラーにあたった感じです。 そこで頼ったのは友人。 過去の元気だった自分を知

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もう11年か。そう思う。 あの日私は都内のとある川沿いにある社内で仕事していた。 みな机の下にもぐったが、どこかのデスクのモニタが1台床に落ち、大きいなと思った。 当時まだChromeの検索でTwitterの呟きも見ることが出来たので、外部の状況はそこで確認していた。 2度目の揺れの前後(憶えていない)で、土手に避難するよう指示が出た。 その土手でまた大きな揺れを感じ、私は立っていられず手をついた。 地面が波を打っているのを感じた。地震って本当に「波」で訪れるのだと

【問わず語り】連載終えて

昨年夏の終り頃書き始めて(もっと前だったかな…)、年を跨いだ連載が昨日完了しました。お読みくださった方々、本当にありがとうございました。 物書きは当然、読まれることが最大のモチベーションです。 この話の第1話の冒頭、これは私が高校生の時に書いたお話をほぼそのまま活用しました。 音楽室でグリーグのピアノ協奏曲を弾く近寄りがたい男子に一目惚れする女の子、というシチュエーション。 グリーグのピアノ協奏曲のイントロにやられたのは私です。 以降は全く新しく書いたものです。 1章

【問わず語り】2つの創作について

産みの苦しみの大きかった割には少し不完全燃焼になってしまったと悲しい気持ちになる連載が完了し、 次はこの作品の表面か、はたまた裏面か、のお話を明日からアップしていきます。 今回の倍の長さになってしまってしまいました。でもだいぶ満足してます。 明日から連載のオープニングは、高校生の時に書いたものを連載用にアレンジしています。 ン十年の時を経て世の中に出すとは…なかなか。 読んでもらえたら本当に嬉しいです。 またよろしくお願いいたします🥺

【問わず語り】くるまのはしるおと

私の部屋は幹線道路に面している。 窓を開けていると、車の走行音。 昼間は正直うるさい。働く車も多いだろう。 でも夜。 深い夜になってくると、何だか心地よい。 エンジン音ではなく、走行音。 道の上をタイヤがすべる音。 夜限定。 子供の頃から、この音は好きだった。 音に敏感でちょっとしたことでも眠れなくなるのに、車の走行音だけは穏やかで、なんだか安心する。 おやすみ。