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【問わず語り】連載終えて

昨年夏の終り頃書き始めて(もっと前だったかな…)、年を跨いだ連載が昨日完了しました。お読みくださった方々、本当にありがとうございました。
物書きは当然、読まれることが最大のモチベーションです。

この話の第1話の冒頭、これは私が高校生の時に書いたお話をほぼそのまま活用しました。
音楽室でグリーグのピアノ協奏曲を弾く近寄りがたい男子に一目惚れする女の子、というシチュエーション。

グリーグのピアノ協奏曲のイントロにやられたのは私です。

以降は全く新しく書いたものです。

1章の文字数がちょっと多いな、というものは強引に分解し、加筆修正をしたりなどなど、毎日何かしら手直しを入れていました。
そんな分解を行っていたら「57話完結」というなんか中途半端な感じがあったので、急遽1章追加して58話完結にしました。
「そこ60話じゃないんかい」と思ったけれど、3章追加は無理でした。

重たくて暗い話が続いていたので、急遽追加したこの章は希望の光が見えてよかったんじゃないかと思います。
また今後の作品の伏線もいくつか埋め込んでいます(まだ続くんかい)。

私はずっと同じ登場人物ばっか書いて、たまには全く違う人達を…と思って書いたこともあるけれど、結局同じような人になってしまいそうだし、私自身好きな人を描きたい、誰に頼まれて書いているわけでもなく自分が書きたい人を書けばいいじゃん、と開き直るようにしました。

返って色んなテーマを同じ登場人物たちに語らせ、体験させることで、彼らの人生を描いているんだなって思えてきて、これはこれでいい経験かなと思います。

今後は今回の連載の続編、ASDのこと、父と娘の関係(色々危うい話が出てくるかもしれません)などなどプロトを作成中です。


あとここのところ、脳内に藤井風さんの「旅路」がめっちゃ流れていまして、その曲のインスピで今ワワワっと書いています。

私は生まれも育ちも東京で親戚も神奈川と埼玉にいるくらいなので、ここではないどこか、郷愁を憶える場所といえばやはり海外の旅先、とりわけポーランドかな。留学も含め7度訪れています。毎年行ってましたが、コロナで中断しちゃった。
だから今はポーランドがとても懐かしく、この曲を聴くとポーランドの風景やそこに住む友人たちのことで胸が一杯になります。

というわけでまた、そのうちまた読んでやってください。
よろしくお願いします。



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