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丸岡雅弘
2020年12月15日 13:14
霜の絨毯が舞い降りる白銀の世界窓から溢れる光が眩しいしんしんと降り積もった雪は春のきざしを携えて大地に溶けてゆくこの厳しい冬が必要であった僕は子供ながらにおばあちゃんの冷たく分厚い手を握る水分を含んだ雪がでこぼこな轍を残して固まる 記憶の切れ端