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マレーシアのローカル市場は楽しい!

ほとんどの日本人がスーパーマーケットで買い物をするのに対し、マレーシアでは、地元の人々が活気に満ちた「パサール(pasar/マレー語で市場)」を利用しています。
パサールの多くは、街角の路上で時間を限って開かれる、小さな規模の屋台市場です。
マレーシア生活を存分に楽しむためには、この市場を訪れ、攻略することが欠かせません。

週1回行く大きな路上マーケット

「パサール」には
 ・「パサー・パギ(pasar pagi / マレー語で朝市)」
 ・「パサー・マラム (pasar malam / マレー語で夕(夜)市)」
の2つがありますが、どちらも地元民でにぎわっていて、地元のコミュニティで大いに愛されています。

マレーシアの多様な食文化を支える

マレーシアは多民族国家で、マレー系、中国系、インド系の方々を中心に、それぞれ独自の食文化をもっています。
しかも、それぞれの民族も、地域によっては、異なった食文化をもっているのです。
これらの多様な食文化が市場で融合し、マレーシア料理の奥深さ、豊かさを支えています。
パサールは多様な食文化を体験するのに最適な場所で、毎回散策するたびワクワクします。
マレーシアの食文化の奥深さに触れることで、新たな発見をすることができ、食の奥深さ、懐深さに感動します。

路上市場

私が住んでいる、クアラルンプールの郊外のエリアにも、毎朝、路上に朝市が立ち、毎月曜日には夕市が立ちます。
市場が始まる前は結構交通量が多い道路で、市場が終わった後は、また通常の道路に戻ります。
この路上朝市には、週に2回ほど行き、野菜や鶏肉、豚肉などを買いだしします。

朝からにぎわう路上市場

飲茶を食べたり、焼うどん、ロティと呼ばれる無発酵パンを、コピとともに朝食としていただくこともあります。
夕市では、豆乳や豆腐花を買ったり、夕食前の小腹を満たしたりします。

巨大なエンタメ広場

マレーシアでも最大の夕市は、「Taman Connaught」にある Night Marketで、約2キロにわたって屋台が続き、700店舗以上の店があります。
食べ物屋が多いですが、服や雑貨なども安く販売していて、地元の方の生活の一部となっており、多くの人々が訪れます。
近隣から多くの人が来るため、車を止めるのにも一苦労です。
鮮やかな電飾で飾り付けられ、人々が行きかう様は、もう市場というよりは、巨大なエンタメ広場という感じです。

生鮮品も豊富

ウェットマーケット(生鮮市場)

上の画像のような、魚や肉、野菜などの生鮮食品を売っている大きな市場を「Wet Market」と呼びます。 文字通り、Wetな、ぬれている市場です。魚や肉をさばくときに、水で流すため、それが床に落ち、床面がぬれているからそう呼ばれています。
クアラルンプールで最大規模のウェットマーケットは、プドゥ(Pudu)にあり、最近では観光客でにぎわいます。
一般のスーパーと比べて、ウエットマーケットは値段が安く、その場で鶏や豚などをさばいたりしているため超新鮮で、しかも好きな量を注文できます。
注文がは言葉がわからないと難しい面もはありますが、そんなやり取りも生活の楽しみの一つです。

最初はびっくりします

観光市場

クアラルンプールには、観光客にも人気な「セントラル・マーケット(マレー語ではpasar seni )」があります。

有名な「セントラル・マーケット」

その歴史は古く、1錫(すず)の鉱山労働者のための生鮮市場として、1888年に英国によって建てられました。市街地の拡張計画で取り壊される危機もありましたが、市民からの反対もあり中止され、歴史的建造物として存続され、今ではクアラルンプールを代表する観光地になっています。伝統工芸品やアクセサリー、お土産屋さんなどが多く入り、いつでも観光客でにぎわっています。ローカルの市場はちょっと不安…そんな方は、まずは「セントラルマーケット」でローカル市場デビューを果たしましょう。

豊かなマレーシアの食文化を楽しみましょう!

マレーシアでの生活を存分に満喫する一番の方法は、このローカルマーケットをフル使いすることです。
生活費も大きく節約でき、定期的に通っていれば、お店の人と仲良くなり、言葉の練習や情報交換などが楽しめるようになります。
ローカル市場には、一石二鳥以上の良さがあります。

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