インド系マレーシア人の朝ごはん
最近は、週に1回、クアラルンプール郊外のOUGというエリアの路上朝市に、買い物に行きます。
OUGは中華系の人が多いため、美味しい店が多いことでも有名なエリアです。
駐車場(路肩駐車ですが)が少ないため、朝7時前には着くように出かけます。
そこで、必ず食べる朝食が、マレーシアのインド系の方の代表的な朝ごはん「トーセ(Tosai)」です。
健康的な朝食
「トーセ」は、南インド地域系の方で、おもにヒンドゥー教徒の代表的な朝食として常用されているパンケーキのです。
有名な「ロッティ」と比べると、油分が少ないため、とってもヘルシーです。
画像の下の方にある、大きな薄めのパンケーキのようなものが「トーセ」です。
薄くて、パリパリしていて、脂っぽくないため、朝食に最適で、最近はこれ1本です。
トーセは、水で溶いた米粉に、レンズ豆や黒豆などをひいた粉をミックスしたものを、鉄板で焼き上げます。
トーセは、混ぜた生地を一晩寝かせておくため、少し発酵した酸味のある味に仕上がります。
ロティは、豆のカレーにつけて食べることが多いですが、トーセの場合には、ヨーグルトベースの、酸味とハーブの香りが強い爽やかなソースをつけていただきます。
薄くて、食べやすいため1枚では足りず、ロティも1枚オーダーします。
いつもいただくのはプレーンのトーセですが、他にも、バター(ギ―)を使った「ギー・トーセ」や、スパイスをたっぷりと使った「マサラ・トーセ」などがあります。
また、大きく広げてカリカリに焼き上げた「ペーパー・トーセ」は、作るのを見ているとワクワクしますよ。
ロティ
マレーシアのインド系の屋台やお店には必ずあるメニューが「ロティ(チャナイ)」です。
マレーシアのインド系フードを代表する食べ物で、南インドからマレーシアに持ち込まれたグルメです。
具が入っていないプレーンタイプのものを「ロッティ・チャナイ」または「ロッティ・コソン」と呼び、お隣のシンガポールでは「ロッティ・プラタ」と呼んでいます。
ロティに関しては、「Ellie|異国の風呂に浸かろう」さんの、「マレーシアでの暮らし〜ローカルフードRoti(ロティ)〜」でとっても詳しく説明されているので、ぜひご覧ください!
職人
熱した鉄板に薄く油をひいて、生地を円形に薄く伸ばしていきます。
クレープを焼くのと同じ要領ですね。
見ていると、ここで職人の腕の差が出るようです。
ここで、薄く均一に、上手に伸ばされたトーセは、しっかりパリパリしていて、しかし程よく柔らかさや弾力があり、食感がいいのです。
薄茶色に美しく焼き色がつけば出来上がりです。
3つ折れサイズにしてお皿に乗せて運んでくれます。
B級グルメを満喫しよう!
マレーシアへの旅行を計画されている方。
マレーシアに来たら、各民族の代表的なグルメ、特にB級グルメを、思う存分楽しんでください!
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