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「新幹線大爆破」

あの名作、あの健さんの不朽の名作「新幹線大爆破」がリメイク・リブートされるというではありませんか!
昨日、その記事を見つけて、しばらく言葉が出ませんでした…

健さんにみんなあこがれた

1960年代から70年代前半にかけて、日本映画は、「任侠映画」「渡世人映画」が全盛の時代でした。
健さんが扮するヤクザが、任侠道を貫くために、敵を成敗していく、そんな胸のすくような、ハリウッド映画の王道のストーリーにも通ずる、簡単なストーリー展開が日本中を熱狂させました。
「昭和残俠伝」や「網走番外地」
私は、TVの再放送や、学生時代の名画座で見ました。
健さんは、本当にかっこよかったなあ。
男なら、みんなあの健さんの姿に憧れてしまうんじゃないですか。
無口で、不器用で、しかも義理人情に厚い、本当にかっこいいですよね。
その当時でも、映画館から出てくる男たちは、健さんになりきっていましたよ。

生き方に決定的な影響を与えた

私の人生に決定的、と言っても決して過言ではない影響を与えた映画が「遥かなる山の呼び声」でした。
高校時代、映画館に行って見た映画が、高倉健さんと倍賞千恵子さんが主演の「遥かなる山の呼び声」でした。
私は、完全にこの映画で健さんの魅力のとりこになってしまいました。
映画の舞台になった北海道の美しい大自然、倍賞千恵子さんが演ずる民子の農場を助け、民子の息子である吉岡秀隆さんが演ずる武志に、馬の乗り方を教えたりする健さん演ずる田島の格好よさ、というか、健さんの格好の良さに痺れるほど感動し、憧れました。そして、なんども北海道を訪れました。
特に、最後の場面で、列車で、健さんが刑事に手錠をかけられ、護送される場面での二人のやり取りは、涙が止まりませんでした。

不器用ですから

そして、生きざまに決定的な影響を与えたのが、そうです、日本生命のテレビコマーシャルのこの言葉「不器用ですから」です。
健さんの代名詞にもなり、多くの男の生きざまを決定づけた(あの当時です)名コピーです。
あのCMでの健さん、カッコイイですよね。
渋い声に、卓越した演技力。素敵でした。昭和の男でした。

リメイク

そんな健さんの、国際的に評判となった名作「新幹線大爆破」が、Netflix映画としてリブートされると発表されました。
主役を演ずるのは草彅剛さん、そして、監督は、何と、最近の名作である「シン・ゴジラ」や「シン・ウルトラマン」といったスペクタクル映像のプロである樋口監督というではありませんか!

驚きました!
そして「見たい!」と強く思いました。

1975年の作品は、あの「Gメン75」や「人間の証明」などでもおなじみの佐藤純彌監督で、犯人や国鉄社員、警察など、さまざまな人々の心理状態をうまく表現し、息づまる駆け引きをテンポ良く見せ、極上のサスペンス映画に仕立て上げました。
その人気は、日本国内よりも、むしろ海外での評価が高く、後に映画「スピード」にも影響を与えたと言われており、多くの映画好きな人や鉄道ファンからも愛される作品です。
樋口監督が、どのように描くのか楽しみです。

我が家はNetflixの配信を利用していませんが、これは、契約してでもぜひ見たい!と思います。
ちょうどTVも新しいのに替え、android TVのため、ワンタッチで(もちろん契約は必要ですが)見られるようになりました。
Netflixでは、佐藤監督、健さんの「新幹線大爆破」を配信中、というではないですか。
これは、利用せざるを得ませんね!




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