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枕五味 makuragomi
2018年11月25日 20:14
ある小さな村での出来事です。村の中央には井戸があり、たくさんの人が水の恩恵に感謝しながら慎ましく生活していました。その井戸の側に、ある日突然少女が現れました。汚れた黒い外套に身を包み、ボロボロの黒いフードが落とす暗い影に隠されて顔は見えません。少女はどこかで拾ったような一抱えくらいあるガラスの瓶と、文字の書いてある木の板きれを持っていました。そしてその板切れを、まるでお店の看板のように抱え
2018年11月24日 17:17
昔々あるところに、とても貧しい村がありました。長く雨が降らず、作物も井戸も枯れてしまい、家畜にやる餌も、子供たちにあげるご飯もついにつきてしまいました。このままでは村人はみんな飢えて死んでしまいます。村長は空にむかって願いを叫びました。「ああ、誰でもいい、どうかこの貧しい村を救ってください。お礼だったらなんでもしますから。」すると空から怪物が現れました。「聞いたぞ、聴いたぞ。私の名前