親孝行は無理にしなくていい
親孝行は無理にしなくていい
「親孝行をしないとダメだよ」と直接言われる機会はないけれど、親孝行はすべきという風潮がある。
僕は、親孝行をしたい人はすればいいし、したくない人はしなくていいと考えている。
なぜなら、親孝行は子の義務ではないからだ。
親だって、子に孝行してもらいたいから、産み育てたわけではない。
育てること、家族を持つことそれ自体で、親は幸せを得ている。
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親と子の相性の問題
親と子は血で繋がっているけれど、だからといって、相性がいいかどうかは別である。
子が親を選べないのと同じように、親も子を選ぶことはできない。
人それぞれ、相性があるように、親と子も相性がある。
仲の良い親子、普通な親子、仲の悪い親子、いろんな親子がある。
特別な関係と思われがちな親子も、よくよく考えてみると、他人と変わらない。
仲の良い親子は、自然と子が親に対して孝行したいと思えるだろうし、
仲が悪ければ、関わりたくもないだろう。
親孝行すべきと言っている人は、もしかしたら親孝行を自然とできるくらい、親と仲が良かった可能性がある。
あるいは、仲が悪いけれど「すべき」という価値観や、
病気による介護などのせざるを得ない状況を我慢してこなしてきた人ではないだろうか。
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憎しみが孝行したい気持ちを消す
親孝行をしたいと思えない人は、辛い育てられ方をして、憎しみを多少なりとも持っているのではないだろうか。
もちろん、親だって人間だし、育てる上で失敗するのは当たり前だと思う。
子どものせいではないことに、怒りを撒き散らすことも、人間だから仕方ない。
でも、明らかに子どもの心に傷を残す親はいる。
激しい非難や、罵倒、暴力など、人間がするものではない攻撃的な親もなかにはいる。
そういう親に育てられた人は、孝行どころではない。
親の顔も見たくないだろう。逃げて、縁を切るのがいい。感謝なんてしなくていい。
まとめ
とりあえず、親も人間だし、相性があるし、親孝行したいって思えない人はいるはずだ。
僕は半分半分ってところだな。
でも、孝行できない自分に対して、責める必要は全くない。
人間は、恩を感じれば自然に返す生き物だ。
お腹が空けば、ご飯を食べるってくらい、人間には当たり前に備わってる機能だ。
恩を感じるほどの育て方ができなかった親にも責任がある。
とにかく、親孝行したくないなら、しない。したいならする。
自分の気持ちに素直になるのは大事だ。
無理に親孝行するくらいなら、自分が気持ちよく手助けできる他の人をサポートしてあげよう。
大きく見れば、他の人だって、地球に住んでる家族なんだから。
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