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理不尽な実地指導、真の対策とは…(後編)

前回の続きです。
https://note.com/makoyoroshiku/n/n3973f6db64d5

理不尽な実地指導には職能団体を通じて是正を図ること以外で何ができるのかと。
それは『1円訴訟』です。少額訴訟制度(しょうがくそしょうせいど)とは、日本の民事訴訟において、60万円以下の金銭の支払請求について争う裁判制度である…と検索したら出てきます。1円訴訟は、お金目的ではないという強い意志表示ですね。

保険者が理不尽な実地指導をしてきて、介護保険制度にも条例にもないことで、文書指導だ減算だと言ってきた場合、損害賠償として1円を保険者に支払っていただくこと。これがインパクトあります。もちろん保険者は1円という金額で財政困難になることはないのですが、お金が発生することは公務員としてあってはならない始末書モノになります。
裁判沙汰になるとしたら、現実問題として時間を取られることになりますが、根拠のない指導であれば勝ちにいけます。1円なので、お金目的ではない。その訴訟で勝てた事業者を筆頭として、周りの事業所にも信頼を得られて仕事が回ってくるし、保険者も理不尽な指導もしなくなり、良いことずくめでしょう。

もし1円訴訟自体が事業所にマイナスのイメージがつくことを恐れるのであれば1円訴訟用の居宅介護支援事業所をもう一つ作っておいて、1円訴訟で勝利した実績をコンサル業務として広げていくことも良いのだと思います。

理不尽な実地指導に泣き寝入りをしないよう、選択肢を知ることも介護業界の生き残る知恵と言えます。

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