治った色々

　まあ、四月くらいからあちこち調子が悪かった。最初は胃がおかしくなった。五月六月、苦しんだ。横になると気持ちが悪い。コーヒーを飲んだら立っていられないくらい気持ち悪くなった時もあった。内科にも二箇所くらい行ったが、「胃が荒れているのでは？」とのことで胃潰瘍の薬をもらって飲んでいた。
　薬を飲むと良くなるのだが、薬がなくなるとまた胃の調子が悪くなる。その繰り返しだった。食事をとるのが怖くなり、四キロほど体重が落ちた。
　七月に意を決して胃カメラを飲んだ。ピロリ菌も調べた。結果、胃と十二指腸は綺麗なもので、ピロリ菌もいなかった。食道が若干荒れていたので、逆流性食道炎との診断を受けた。大したことはないという話で薬の処方もなかった。つらい時は市販の薬で良いとの話だった。逆流性食道炎用の枕を買い、それで寝るようにしたら、治った。

　ついでと言っては何だが健康診断を受け、レントゲンや血液検査やなんやら色々診て貰ったら、異常ないとのことだった。やや血圧が高いくらいか。
　今度は首、喉に違和感を覚えた。耳鼻咽喉科で診て貰ったが、リンパ腺も腫れておらず、問題無さそうとのことだったが違和感は続いた。知り合いが「それってヒステリー球じゃないの」というので、心療内科に行き、漢方薬を貰ったが、どうにも治らない。

　別の耳鼻咽喉科に行って鼻からカメラを入れて診て貰ったら、アレルギー性鼻炎で、鼻水が内側に落ち、声帯に溜まっていた。鼻炎の薬を貰い、飲んでいるうち、治った。これが八月くらいの話だ。
　次は頭痛が酷くなってきた。頭痛薬を飲んでも治らない。行きつけのサウナで、「ストレートネックでは？」と言われてネットで検索。確かにそれっぽかったので、枕を替えた。すると頭痛は治った。
　枕にはまり、色々試したりした。

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　すると今度は手に痺れがわずかに出た。慌てて整形外科に行き、首回りのレントゲンを撮って診てもらうと、ストレートネックはまだ完全には治っていないということと、頚椎に異常は見られないとのことで、神経の薬を貰って飲んでいたら痺れは収まってきた。
　今度は首がやたら凝るようになってきたので、またクリニックで診て貰ったが、異常なし。しかたないので、整体でマッサージしてもらったら、嘘のように治った。
　でも今日仕事を一日したらまた少し首が凝り始めた。どうやら姿勢に問題があるようだ。
　とりあえず姿勢をできるだけ気をつけることと、定期的にマッサージを受けるしかないようだ。年を取るというのはこういうことなのかもしれない。
　良かったこととしてはApple Watchを新調したので新しい方を日中つけ、適度に運動をし、帰宅後前のモデルにつけかえて睡眠をチェックすることで日々の活動量や睡眠などを24時間振り返るようになったことだ。
　自分の状態を常に見ている。体重も五キロほど落ちたので、このままもう少し落とそうと思う。逆流性食道炎が怖いので夜ご飯をかなり少なめにしている。結果体重も落ちる。それで血圧も普通になってきた。
　全体にこれらの不調が新型コロナの流行にかぶってきたので、精神的なストレスもあったのかもしれない。