小説_『後悔』

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ぼくは飛行機に乗って目的地に向かっていた。

まだ到着まで8時間ある。

本を読もう。
カバンから薄い文庫本を取り出し、読みはじめた。

「主人公は橋の上で杖をひろう。村長に聞いてみると、その杖の主は魔物ではないか。主人公はその杖の持ち主を探す旅にでる」というところまで読み進めて、この本を買ったことを後悔した。

ぼくは本を買ったら最後まで読み進めるタイプだし、最初がつまらなくても、物語が進むにつれて面白くなる本もある。

おそらくこの本はその類だろう。
と、自分に言い聞かせた。

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