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RESASについて講演をおこないました

先日、徳島県立池田高校において、RESASに関する講演をおこないました。
今回はオンラインでの開催となり少し残念だったのですが、受講生の学びの役に立てていれば、嬉しく思います。

さて、RESASは、地域活性化や地方の理解に役立つデータが、色々とまとまっている便利なサイトです。しかし、あまり知名度が高くない印象があるため、今回の記事では、簡単にRESASに関して紹介したいと思います。

RESASとは?

RESASの公式ホームページによると、RESASについて以下のようにまとめられています。

地域経済分析システム(RESAS:リーサス)は、地方創生の様々な取り組みを情報面から支援するために、経済産業省と内閣官房(まち・ひと・しごと創生本部事務局)が提供しています。(※1)

若干分かりにくい表現ですが、端的に言うと、地域経済に関するデータをまとめ、グラフで表記してくれているサイトになります。

グラフには様々な種類のものがあり、「人口マップ」「地域経済循環マップ」「消費マップ」「観光マップ」など、地域経済や地域活性化はもちろん、使い方によってはビジネスにも活用できるデータも存在します。

例えば、香川県の観光について、どこの都道府県からの観光客数が多いかを調べてみましょう(※2)。

From-to分析(宿泊者) - 日本人

RESASを少し操作すると、上のようなグラフが簡単に得られます。
他にも、「検索回数の多い観光地」や「外国からの観光者数」など、多種多様なデータ・グラフが掲載されています。

様々な観点からのデータがあるため、RESAS内のデータを組み合わせたり、追加で別のデータを用意することで、政策立案やビジネスのヒントに繋がる可能性があります。

V-RESAS

現在、RESASでは新型コロナウイルスに関するデータを集計した「V-RESAS」というページも作成されています。

例えば、人の移動に関して、「市町村区内」「都道府県内」「都道府県外」をまとめた以下のようなグラフも、掲載されています(※3)。

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他にも、「全国の決済データから消費動向」や「全国の財務状況の動向」といったデータが公開されています。

V-RESASはコロナに関するデータですが、普段あまり見られないデータもあるため、一度見てみると勉強になるかもしれません。

なお、学生・一般の方を対象に、「地方創生政策コンテスト」も開催されていますので、関心のある方はチャレンジされてみてはいかがでしょうか。

※1: RESASホームページより
※2: RESAS内のFrom to 分析「居住都道府県別の延べ宿泊者数(日本人)の推移」より
※3: V-RESAS「全国の滞在人口の動向」より


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