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転職を思い立ったら、周りに言いふらした方がいいよ

今日のnoteも(勝手に呼んでる)転職シリーズです。

一昨年くらいから、自分の身の振り方を色々と考えることがあり、
なんとなく転職情報とかを横目で見たりとかはしていたのですが、
コロナ禍真っ盛りだったこともあり、相当ぼんやりとしていました。

そして、今年5月コロナ対策も5類に移行し、徐々に2019年レベルに戻って行きました。
僕もいよいよ定年退職まで1年を切り、さて本格的に方向性を決めないといけないなという状況になり、
会社の人事担当からも、定年後の再雇用の希望について確認が入るようになります。
やはり再雇用の受け入れ側(=会社または部門)としても、定年で出ていくのか、それとも継続雇用するのかによって、組織のことや仕事のアサインなんかも決めていかないとダメみたいです。

5月のGWが終わる頃には、リ◯◯ート◯◯◯、ビ◯◯ーチ、◯ン・ジャ◯◯、J◯C◯◯ルート◯ント、なんかの転職サイトに手当たり次第に登録したり、
海外ベンダーとの仕事も長かったので、海外ビジネス業界の標準SNS Linkedinに求職情報を出したりといった具体的な活動を始めました。

その後も、人材コンサルタントやヘッドハンティングの人とも何度も面接したり、
こんな企業でポジションがあるけどどう?みたいなオファーもポツポツと来はじめます。
そして、シニア転職の現実と厳しさなんかも色々と見えてきて、
「これまでの(一般的に考えられている)現役世代のように1社単独で納得のいく収入を確保するのはそう生易しくないぞ」
ということも分かってきます。

とは言うものの、全然箸にも棒にもかからないという訳ではなく、
「ただただ、自分の腹が決まっていないので新しい働き方へシフトするための
アクセルを踏む勇気がない」状況でダラダラと2ヶ月くらいが過ぎてしまいます。

7月に入る頃には、社外の会う人、会う人に、
「来年定年なんですけど転職考えているんですよね、どこかご存知でしたら」
と声をかけるようにします。
過去にお付き合いした海外ベンダーの人たちにも、彼らは5年もしたら会社を移っていることが多いので、
「誰か日本マーケットにラウンチしたいと思っている人知らない?」
みたいなメッセージを送るようにしました。

そうしているうちに、転職について相談していた知人の1人の紹介で、今回ご縁があって仕事をすることになる会社と話が進み出しました。
それが9月のはじめ頃。
9月も半ばを過ぎて、条件も見えてきて、具体的な転職時期を決め始めた頃、
色んなところから、話が舞い込むようになったんです。

半年近く動きのなかった海外の知り合いから
「やっと日本に向けて準備を始められそうだけど、そちらの都合はいい?」
とか、
知り合いのベンダーさんから
「この前言ってらしたそうですが、確か定年間近ですよね?まだ進路決まっていないようでしたら、うちに来ませんか?」
とお声がけ頂いたり。

話がいくつも舞い込んできて嬉しい反面
「うわぁ、残念、遅いわ!」
と思ったものの、相手はもちろん悪くない。
遅かったのは自分の方です。
ぐずぐずしていないで、転職の意思をもっとちゃんと外部に発信していたら良かったんです。

どうしても、僕の世代(昭和〜平成初期の新卒入社)は転職という行為自体が珍しかった頃にキャリアをスタートしていますから、転職というものに対して気負いがあるというか、
「密やかにやらないといけない」
みたいな一種の秘事みたいな感覚があります(僕だけ?笑)。

ですが、今は副業も一般的になりつつありますし、キャリアアップのための転職もいたって普通に語られるようになっている時代です。
だったら、どんどん転職の意思を発信してもいいんだと思います。
ビ◯◯ーチだかなんだかのCMでも、自分の価値を知るために登録しよう、
みたいなメッセージを出しているくらいだし。

特にシニアになってくると、全く新しい環境へ移るというのも精神的にかなりタフさが要求される訳ですから、
出来ることならば、
「自分がこれまでやってきた事やスキルをよく知ってくれている」知人の紹介
で転職をした方がベターに決まっています。

なので、オープンな転職サイトで情報を集めつつ、外部の知り合いにはどんどん「仕事探してます!」みたいなことをいやらしくない程度に発信していった方がいいんだな、そうしたら自然と物事も動いていくはず、
というのが今回学んだことの1つです。
(いや、ホンマに遅いわ!笑)

転職を考えている方は是非参考にしてみてください。

その活動が現在の職場に漏れ聞こえてきて、気まずくなった場合には当方では責任は取りかねますのでご了承ください(笑)。

<了>

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