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グループ理念実現に向けての子会社譲渡のお知らせ

 MAKOTOグループ事務局長の竹井です。MAKOTOは次のステージに入りました!
 グループ理念実現のため、昨日8月31日付けで、MAKOTOキャピタルとMAKOTO WILLを、福留秀基、菅野永、それぞれの社長に100%譲渡致しました。MBO(マネジメント・バイ・アウト)という形になりますが、両社は引き続きMAKOTOグループに所属し、密接な連携を構築していく予定です。

 ここまで、数年かけて真の意味で、事業を任せられる基盤を作ってきました。福留は29歳、菅野は32歳、億単位の事業を率いる若い経営者を2人も生み出すことかでき、盤石の体制ができたこと嬉しく思っています。

■なぜ、2人を抜擢したのか?

 今でこそ、立派に経営者している2人ですが、はじめは原石でしかなく、いろいろなトラブルやドラマがあったこと懐かしく思い出します。自分の強みを生かして、素晴らしい経営者に育ってくれたこと、彼らの頑張りに本当に感謝しています。個人的には「優秀な若手を抜擢し、社会の第一線の活躍の場に送り出す」ということが、社会を良くしていくために必要なことではないかと思っています。特に地方の閉塞感を打ち破るには、それが最も必要ではないかと。そのために、私の持っているもの・基盤をすべて彼らに渡して、後進を後押しして支えていこうと思ってきました。

 そのような考えに至ったキッカケは2013年です。カウフマンフェローの研修で成長著しい中国に行った際、とても衝撃を受けました。それは現地で訪問したリーディングカンパニーや政府外郭機関のトップや幹部が、20代・30代の若手だったからです。シニアはその部下でした。

 最もエネルギーあふれる若手が先導切って突き進み、ベテランはそれを支える。これこそが、国や地域の活力を産むベストなシフトじゃないか。中国のみならず、日本だって明治維新や戦後成長も、そのシフトだったじゃないかと、気付かされた出来事でした。

 もちろん、若手に任せれば、危なっかしいこともたくさんありますが、それを陰ひなたで支え、見守るのも、年長者の役目。そうやって人を育てていければ、地方はきっと良くなると思っています。

■なぜ権限委譲だけでなく、100%株式譲渡に踏み切るのか?

 MAKOTOグループは、フラットな自律分散型組織で共助によって理想的な成長環境を作ることを目指しています。特に、資本関係にこだわらずにグループ企業を募り、強い絆を形成しているのが特徴です。

 その中で、これまで資本関係があったMAKOTO3社も、今後は資本関係にこだわらない体制に変更しても良いのではないかと思うようになりました。雇われ社長としてよりも、100%の株式でオーナーシップを持って、責任感・積極性・機動力を高めてもらった方が、地域のため、社会のためになります。外部との資本提携や上場の自由度が増すので、各社が成長のために取れるオプションも増えて来ます。資本関係がなくとも、グループとしての連携は変わらないので、それであれば実質マイナスはありません。

 私達が創業から一貫して目指しているのは、「地域からチャレンジャーが産まれて育つ仕組み作り」。福留と菅野という2人のチャレンジャーを、グループとしても応援して行きたいと思います。

■今後の体制はどうなるのか?

 実は、この機会にMAKOTOキャピタルは社名が変わります。「スパークル株式会社」という名称に変更になります。既に、株式会社MAKOTOも、「株式会社MAKOTO Prime」と社名を変更していますので、全体としては下記のように変わります。
 竹井は、両社の顧問を務めさせて頂きながら、スパークル株式会社のファンド投資委員は引き続き担っていく体制です。

3社の関係図


グループ企業一覧


■グループ各社社長からのメッセージ(一部)

グループの他の社長からも応援メッセージを頂きました!

RYOENG株式会社 折笠哲也 社長

「言動が一致している人は本当に少ないと思います。竹井さんが私心を捨て、社会をより良くする為にこのような英断をされたことに心から尊敬の念を感じます。今後も竹井さんを始め、グループ会社の皆さんと共に『人が幸せに生きられる社会をつくる』為に活動して行ければ幸いです。」

ローカルパワー 寺田耕也 社長
「このたびの竹井社長のご決断をお聞きした時には率直に驚きましたが、その決断に心より敬意を表します。資本関係の無いフラットな組織をつくるというコンセプトを更に具現化された形ですが、完全独立にはよほどの覚悟と想いが無ければ出来ないことです。お二人の本当に優秀な若手経営者の福留社長と菅野社長には更なる奮起を期待し、グループとして切磋琢磨していければと思います。」

中城建設 結城創 社長
「グループの経営理念を実現する、志高き若き優秀な2人の経営者に最大のエールを送ると共に、今回の竹井社長の素晴らしいご英断に敬意を表します。新体制のもと更に東北そして社会を良くしていくべく、弊社も共に力を発揮してまいります。」

■Youはこれから何するの?

 起業家支援・ファンド投資・地方創生と、MAKOTOのメインを担う会社を二人に譲渡してしまったら、竹井自身はこれから何をするの?とよく聞かれます。ファンド投資業務には投資委員として引き続き責任を持って関わっていきますが、私自身は、改めて起業家として次のチャレンジをしようと思っています!

 まだまだ地方の課題は山積で、誰かがやらないとという状況ですので、「地方企業の立ち位置を変える!」というミッションをMAKOTO Prime社で掲げて、次の10年頑張って行こうと思っています。

 事業内容などは、今いろいろと実験&検証中ですので、改めてお伝えできれば幸いです。皆様、今後とも、どうぞよろしくお願い致します!

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