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うつ病の発症から寛解までの道のり

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僕が経験したうつ病発症の経緯と寛解までのnoteをまとめています。
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#うつ病

復職したばかりの休日

世間では連休の今日この頃ですが、僕の職場はシフト勤務なので土日祝日関係なく仕事の日があります。 今月のシフトを見ると連休は1度もありません。数日仕事をして1日休んで、また数日仕事をして1日休んでの繰り返し。 現状は時短勤務をしていて、仕事の負担も少なめですが、それでも復職したての自分は休日になると何をする気もおきず。ただパソコンの前に座ってランダム再生される音楽に浸かっている感じです。 以前は音楽を聞きながら読書をしたりマルチタスクをこなすこともできましたが、今は音楽に

復職して10日が過ぎて

復職して10日。11時出勤17時退勤の時短勤務で、朝はとりわけゆっくり支度をして出勤しています。 復職前はしっかり早起きしていたのがなかなか起きれなくなってしまって、そこが今の悩みどころ。身体が疲れているからか目覚める時間が遅くなったのと、起き上がるのに気力を要しています。 復職してからのお仕事の様子仕事の方は今のところ、次々にccに含まれて回ってくるメールや部署共有のクラウドストレージに保管されている資料を読んでいたり、僕の復職と同じタイミングで異動してきた先輩と期限に

うつ病休職からの復職

約9か月お休みをしていた仕事に復職しました。 職場は以前とは別の部署。心機一転。 最初の3日間はほとんど席に座っているだけでした。 まず社内システムのIDなどを整えて、それから新しいメールアドレスの開通。そして回覧情報などの確認をして過ごす勤務時間。 大部屋のオフィスの隅にある自分の席。周りではせわしなく電話が鳴り響き、会議や作業で動きがある中、特に何か指示されるわけでもなく。 『ゆっくり焦らず』 そう、平時に異動してきたのであれば積極的に仕事を取りにいって自分で仕

うつでお風呂に入れない辛さ

通っている心療内科のリワークで自分の経験をシェアする機会がありました。 その話を聞いた他の参加者の方から「自分だけ苦しんでいるのではないと知って安心できた」と言っていただきました。 もしかしたらnoteを見て下さっている方でも同じように感じていただける人もいるかもしれないと思い、こちらにも書き留めておきたいと思います。 半年自宅のお風呂に入れなかった今回シェアしたい経験というのは『うつ病になったらお風呂に入れなくなった』という経験です。 僕は半年ほど自宅のお風呂に入れ

睡眠薬とのお付き合い

1ヶ月ほど前から主治医と相談して睡眠薬の減薬に取り組んできました。 昨年の冬からお薬なしで夜眠ることができなかった僕は睡眠薬なしで床に就くと色んな不安が頭を巡って眠れず、結局深夜にお薬を飲むということをしていました。 そこで、いきなり飲むのをやめると辛いということで、まずは一度に飲むお薬の量を減らして体を慣らしていくところから始めました。 減薬自体はスムーズに行きました。 お薬の効き目が弱くなっても眠れることができたのと、夜中の中途覚醒が増えなかったことが自分にとって

あっという間に終わった産業医面談

毎月定期的に行われている産業医面談が今月も終わりました。 その都度、体調の現状と飲んでいるお薬の種類、通院頻度やリワークでやっていることなどを産業医の先生に報告しているのですが、今月は10分かかったかな?というくらい早く終わって拍子抜けしてしまいました。 短時間に終わった要因としては ・体調が良くなっていることが明確であったこと ・主治医から、1つ課題が終わったら復職を検討できると言われていること これらが挙げられます。 ここに出てきた課題というのは以前にも投稿した『自

休職してからはや6ヶ月

2020年12月にうつ病と診断されお仕事をお休みし始めてからもうすぐ6ヶ月が経とうとしています。会社に10年勤めてこんなに長いお休みをしたのはもちろん初めてのこと。長いような早かったような。 そもそもこんなに休むつもりはなかった最初の診断書に書かれた休職期間は約1ヶ月半でした。それが3ヶ月になり4ヶ月になり、会社の産業医と面談しても復職はまだ時期尚早という判断から今に至っています。 当初の自分は1ヶ月半しっかり休んだら復帰するんだと思っていました。ただ今振り返ってみると、

産業医面談で準備すること

今月も産業医面談のタイミングがやってきました。先月、休職入りしてから初めての面談があったのですが、その際に産業医の先生から言われて気づいたことや直前に色々と気になりだして準備が必要だったなと思ったことがいくつかあったのです。 今回は自分への備忘録もかねて産業医面談で準備しておいた方が良かったことなどを書き綴っていきたいと思います。 そもそも産業医面談をするのに準備が必要なのかこれはもう必要でした。僕はあまり考えないまま当日を迎えたため、直前になってから確認をしたりnote

休んでいて申し訳ないという思い

うつで休職入りした自分に対して家族も職場の人も「仕事のことは忘れて休んで」と言ってくれている。これは本当にありがたいことだ。それでも自分の中から込みあがってくる『申し訳ない』という思い。これは一体なんなんだ。 うつになった要因は仕事内容や職場環境、人間関係、その他もろもろ、様々な要因が絡んでのことだと思う。仕事に関してはその中でも大きな要素のひとつであると思うので、仕事を休むことは気にするなと会社の人が言ってくれている以上、全く気にはしないで身体を休めることに集中した方が良

うつで休職入りしてからの7days

初日は喪失感と罪悪感が入り乱れたような感覚だった。前夜に睡眠薬を飲んでからベッドに入った僕は、本来ならば会議が始まる時間に目を覚ましたのだった。 今頃あそこであんな話をしている 仕事を忘れることが大事と聞きながらも仕事について考えずにはいられなかった。それが休職初日の僕でした。時間が経っても会議のスケジュールが頭をよぎり、今は何をしている頃だという風に思考していました。 同じ思考がぐるぐると頭の中で巡り続け、ひたすらに時が過ぎていきました。他には何もする気にならず、しょ

入社10年目にうつ病で休職した話【後半】

前半の話はこちらから 心療内科のクリニックに通って3週目、主治医の先生からうつ病の診断をもらい、休職の診断書が手元にやってきました。僕自身は診断書が欲しいとは一言も言っていませんでした。むしろ変わらず仕事を続けたいのでどうにかして欲しいという感じでした。 先生はそんな僕の話をしっかり聞いてくれました。その上で色々判断したいからということで、心理テストの厚い冊子をいくつも持ってきて、待合所で記入してくるように言いました。それは種類も質問の量もかなりあり、全部回答するまで30

入社10年目にうつ病で休職した話【前半】

それは自分が気づかぬうちにやってきた。そろりそろり。だがしかし、身体は異変を感じ始めていた。気づいていなかったのではなく「気づいていないふり」をしていたのかもしれない。 ある朝、ただ1人の、親友と呼べる相手に弱音を吐いた。何気ない内容のLINEが来ていたのだが、本題の件には1行だけの吹き出しで返信。それから朝起き上がるのも、電車に乗って会社に向かうのもしんどいと、その他付随することを併せて書きなぐって送信したのだった。 『ちょっと病院行ったらどうだ?』 彼はありがたいこ