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子どもの障害、認めてあげて~僕の母校紹介編~

こんにちは!まこです。

もうだいぶ前になりますが、以下のような記事を見つけました。

「障害児はどこでどのように学ぶべきか」
これは個人的にとても難しい問題だと思っています。
最近ではもはや社会問題になっていると言っても過言ではないでしょう。

が、この問題の大前提として、一つだけ言えることがあります。

それは
「まずは親が子どもの障害を認めて、理解してあげて」
「その子に合った教育を考えてあげて」

ということです。

親が子どもの障害を認めない限り、子どもは適切な教育を受けられませんから。

今回から新シリーズとして3回にわたって、僕が実際に見てきたケースをもとに、この「親が子どもの障害を認められない問題」について言及していきたいと思います。

その導入として、初回となる今回は「僕が通っていた小学校」についてまずは書いていきますね。

1.僕が通っていた小学校について

以前にもお話したことがあるかもしれませんが、僕が通っていた小学校は、一般の小学校の中にやや大きめの特別支援学級があるという、少し特殊な小学校でした。

同市内に住む障害を持った子どもたち、特にやや重度の障害を持つ子どもたちは、一般的な支援学校に通うか、あるいはこの小学校に通うかの2択だったと思います。

2.障害児の数と障害の内容

障害のある子どもの数は基本的に各学年に3〜4人程度であり、全学年合わせて確か20人くらいでした。
あくまでも僕が小学生の時の話なので、今は異なるかもしれません。

また障害の内容としては、身体障害と知的障害がメインで、なかには両方の障害を抱える子どももいました。
いや、割合としては僕のような「シンプル身体障害者」というよりも、「知的障害」を併せて抱えている子どもたちの方が多かったと思います。

3.支援学級の役割

普通学級の授業についていける子どもたちは、普段は他の子どもたちと同様に一般学級で授業を受けます。

僕もそのうちの一人でした。

一方で、知的障害があるなどの理由でなかなか一般学級の授業を受けるのが難しい子どもたちは、支援学級で勉強することになっていました。

簡単な言葉を勉強したり、絵本を読んだり、ゲーム形式で簡単な足し算を学んだり、などですね。

一人一人に合った教育が受けられるのが、こういった学級の役割です。

ただし、週に2コマだけ全体集会のような時間があったので、僕もその時間だけはこの学級に集まってみんなと過ごしていました。

でも当時の僕は
「授業に遅れてしまうからできれば学級に参加したくない」
と感じていたのが本音です。

今となっては
「週に2時間くらい良いやん!みんなと仲良くしなさいよ!」
と思うのですが、いかんせん子どもの頃は…ね笑

ですが…週に2コマだけと言えども、僕がこの学級で「自分に合った教育を受けられていたか」と考えると、そこには正直疑問符が付きます。

障害の種類も程度も異なる子どもが集まっての集団授業となると、一部の子どもたちにとっては物足りないものになってしまうのも事実です。

4.一般の子どもたちによる「障害への理解」

今でも当時を振り返って思うところはたくさんありますが、学校自体がこういった特色のある学校ということもあってか、意外なことに障害のある子どもに対するいじめはまったくなかったんですね。

みんな子どもながらに障害に対する理解を持っていたんですね。
いや、そうじゃなくて障害のある人への理解と言った方が正しいか・・・。
この理由は第2話以降で書いていきたいと思います。

ただいずれにしても
「知的障害があるからうまく話せないのは仕方ない」
「手足が悪くて〇〇するのが大変だから手伝ってあげよう」

などといった意識が根付いていたと思います。

この意識はもちろん手伝ってもらう側(=障害のある子ども側)にとって大変ありがたいことです。
でもそれだけじゃなくて、障害のない子どもたちにとっても
「自ら率先して人の役に立とう、協力しよう」
という意識、姿勢を日常生活のなかで子どものうちに養うことができるという点で、大変意義のあることだと思います。

子どものうちに「自分にできることって何だろう」と考える機会ってなかなかないですから。

こうした点では、同じ学校やクラスに障害のある子どもがいることで得られるメリットがあると思います。

ですが
「障害の有無がグレーゾーンな子ども」
あるいは
「実際は障害があるのに、周りから障害があると認知されていない子ども」
はどうだったのかと言うと・・・


はい、これ以上書き出すと長くなってしまうので、続きは次回以降に回したいと思います。

それでは今回はこの辺で。
最後までお読みいただきありがとうございました(`・ω・´)!

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