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子どもが産まれるときのこと

先日、学校の授業で使用するために、
家から息子と娘の赤ちゃんのときの写真を数枚持ち出さないと行けないとのことで、
子どもたちと一緒に赤ちゃんのときの写真を一枚一枚見ていました。
まだ51cmしかない産まれたての娘の写真や、
初めて歩けたときの歓喜に満ち溢れた写真、
もっと遡ると、お腹の中の3Dエコー写真なんかも
出てきて、思わず『かわいい~!!』と子どもたちとキュンキュンしてしまいました!

振り返ると、妊娠期はもう、
終わりの見えない地獄のようなつわりとの戦いでした。
私は二人共ひどいつわりで、
食べられない、毎日胃液を吐いてくらくらするような生活でした。
男の子はつわりは軽い、女の子はひどいとか言いますが、私はどっちも吐きまくりの吐きづわりで
自分が廃人になったと生まれて始めて感じたときでした。
夜のおかずをどうしようと考えたり、
会社での私の評価がどうとか、
家の片付けがしなさいと子どもたちに怒ること、
今の生活なら立ち止まって
気にしてしまうことが全て、
本当にどうでもよいと思えるぐらい、
「今を生きることが必死」
まさにそんな毎日でした。

つわりの程度はありますが、
世の中のお母さんはどんな人でも、
お腹に宿った命を、
10ヶ月の間、体調不良と戦いながら守り、
また、産むときもまた、
痛みや苦痛と戦いながら、
一生懸命命を外の世界に押し出す、
そんな大変な営みを乗り越えてきたのだと。

ただ、健康で、幸せに生きてくれれば良い!
たくさんの人に愛される子になってほしい。

子どもが大きくなると、
親はやはり欲張ってしまうものです。

教育戦争の時代とも言われる今、親は、
いい中学に入って欲しいとか、
器量の良い娘になってほしいとか、
英語は堪能になってほしいとか、 
後天的に得られるものは何でも欲しがるものです。

お金をかけて高い能力やスキル、ステイタスを得られるなら、
つい、お金をかけてしまう親も
多いのではないでしょうか?

本当の子どもの幸せは、結構単純なものです。

お腹が空いたときにお母さんが作った美味しい塩おにぎりを食べることで満足する。
公園で思い切り走り回って追いかけっ子をすることが楽しいと満足する。

もちろん、  
たまには日常では経験できない異次元の場所や 価値観の異なる環境を経験するなども必要。
そこにはお金がかかるときもあります。

産まれた瞬間の我が子を見たときの思いを
ふと思い出しながら、
我が家の幸せのカタチを改めて考えるのでした。

なんだが先が見えないなぁと、
子育てに不安になったときに、
我が子の幸せを改めて考えてみてはいかがでしょうか?

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