米CPI発表からドル円急落
昨晩21:30に、アメリカのCPIが発表されました。中々派手な動きになりましたね。
6月CPIの発表内容
食品とエネルギーを除くコア消費者物価指数（ＣＰＩ）は前月比0.1％上昇－2021年８月以来の小幅上昇
市場予想は0.2％上昇、５月は0.2％上昇
前年同月比では3.3％上昇－３年余りで最も低い伸び
市場予想3.4％上昇、５月は3.4％上昇
総合ＣＰＩは前月比0.1％低下
市場予想0.1％上昇、５月は横ばい
前年同月比では３％上昇
予想3.1％上昇、５月は3.3％上昇
総合ＣＰＩが前月比でマイナスとなったのは、新型コロナ禍の初期以来。ガソリン価格の下落が影響したとのこと。
これにより、インフレ鈍化が鮮明になったと受け取られ、9月の米利下げを強く織り込み始めたものと思われ、10年債金利が4.3％から4.16%まで一時低下し、それに伴い各指数・為替も動きました。
概況
いずれの指数・為替・金利も動きました。
ドル円、158.8円で買いました。その後157.4円まで下げて止まったことを見守って、睡眠投資法へ（笑）起きたら少しプラス（ほっ）
米国市場の動向
米債金利低下→ナスダックなどハイテク上げの構図ではないのか？と思いつつ見守っていたところ、-1.95％と急落。
少し詳細を見てみましょう。
業種別で確認すると、直近上がっていたコンピューター・情報技術などが下げ、下げていた不動産・銀行などが上げています。
さらにダウのヒートマップでみると、マイクロソフト・アマゾン・アップルが-2％超の下げ。反面、ホーム・デポやマクドナルド等が上げています。
で、問題のナスダック。米債金利低下→ナスダックなどハイテク上げの構図ではないのか？と思いつつ見守っていたところ、これですよ…。真っ赤。
直近ここばかり買われていましたから。
テスラの-8.44％は以下のニュースが原因のようです。
さてそれ以外はどうか？というと、特徴的なのは「ラッセル2000」が+3.77％と大幅上昇。
ナスダックから抜けた資金が、ラッセル2000に向かった。と考えて良いのでしょうか？
為替と日本株への影響を確認
まずは、米債金利の影響を一番受ける、為替から確認します。
ドル円は、一時157.4円台まで急落。その後、米債金利の戻しと共に少し上昇しました。今は159.3円台まで回復しています。
為替介入の疑いのニュースが出ていますが、みなさんそう感じられたのでは？
私も同様で、昨晩シャワーを浴びて出てきたら、158.8円台まで急落していて、少し見守りつつ、指が震えて買いでエントリー。その後、157.4円台で底打ちを見守って就寝しました。
ドルインデックスを見ると、クロス円ほど動いていないので、全面円高という見方でしょうか。
米債金利の低下があったとしても、依然として日米金利差はあるので、円安方向と私は考えています。
時間外の株価はどうだったかと言うと、円高で株安。
昨日まで上げすぎていた。SQ狙いの動き。とも言えそうです。
SQ超えで急落。なんてこともあるかもしれません。RSIなども含め、要警戒モードではあります。
ついでに、ADRも確認です。銀行・金融・ソフトバンクと直近上げていたものの調整でしょうか。トヨタも軟調。
CPIとは？
米国国内の物価の上昇・下降などの変動を表す経済指数です。
英語で「CPI（Consumer Price Index）」なので、CPIです。
米労働省が毎月中旬に公表。衣料や食料品など約200項目の品目の価格の変化を調査して指数化したもので、米国国民の生活水準を示す指標のひとつです。
消費者が購入するモノやサービスなどの物価の動きを把握するための指標で、インフレ率を分析するための最重要指標として、市場関係者からも注目されています。
「総合指数」と「コア指数」があります。
「総合」＝消費者物価指数の中の全ての品目
「コア」＝変動の激しいエネルギー関連数値や食料品目を取り除いたもの
最後に
いかがでしたでしょうか？自分なりにざっくりまとめてみました。
・米国インフレの鈍化が鮮明になった
・9月利下げを織り込んだ
・金利下げたのにハイテク株下げは要警戒？
・ラッセル2000の上げは循環物色か？
ということで、直近株高が急速に進んでいることもあり、慌てずに、警戒はしつつじっくり構えたいところです。
誤りやご指摘などありましたら、ぜひコメントに書き込みをお願いします。
それでは。
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