見出し画像

事業創造とは「かけ算」

自分のかつての夢を思い出し、社内で新たにエンタメ事業を立ち上げるに至ったMakky!さん。
エンタメ部門の主な事業であるライバー事務所・レビィは、「ゼロから始められるライバー事務所」をコンセプトに、副業ライバーの配信活動のサポートをしています。

今でこそ多くのライバーを抱える事務所となったレビィですが、運営会社であるアドバンサーでは、もともとエンタメ関連の事業は行っていませんでした。
Makky!さん自身も、新しい事業部を立ち上げるまではエンタメ事業とはあまり関係のないモバイル販売に取り組んでいました。

かつては歌手になるという夢を追いかけていたとはいえ、エンタメ関連の事業を手掛けるのはMakky!さんにとっても、会社にとっても初めての経験となります。
もちろんノウハウなどもなく、完全にゼロからのスタートです。

そこでMakky!さんが最初に行ったのは、「自分の会社が持つリソースとエンタメをかけ合わせる」ということ。
自社がもともと行ってきた事業と、今後取り組んでいきたいエンタメ事業、双方を何かしらのポイントでリンクさせられないかと考えたのです。

それまでにMakky!さんが会社で主に手掛けていたのはモバイル販売事業でしたが、その中でMakky!さんが目をつけたのはモバイル販売イベントにおけるセールスプロモーション。
販売士によるセールスプロモーションイベントに着目し、エンタメ事業との関連性を探りました。

モバイルイベントの中には、芸人さんなどのタレントを販売士として呼び、セールスプロモーションを行うという内容のものがあります。
モバイル販売イベントの最中、芸人さんにマイクパフォーマンスやお笑いLIVE、実演販売などを行ってもらい、イベントを盛り上げてもらうのです。

Makky!さんは、このお仕事は「夢を追っている人が活躍できる場所だ」と感じたそう。
自分の得意分野を活かしながらお金を稼ぎ、なおかつ夢を諦めることなく、自分が本当にやりたいことに集中できるこの仕事は、かつてのMakky!さんのような夢追い人にとっては理想的なビジネスのひとつとなるはず……。
お金がないことを理由に夢を諦めたMakky!さんだからこそ、そういった観点から自社のビジネスとエンタメとのつながりを見出すことができたのでしょう。

こうしてMakky!さんは、販売士である芸人さんとクローザー、そして女性スタッフをセットでイベントに派遣するイベントパッケージ事業をスタート。
イベント内容の考案から実施までを一手に引き受ける点も魅力的だったのか、大手キャリアのうちのひとつであるSoftBankと専属契約し、夢を追いかける芸人さんを起用した販売士イベントを開催するようになります。
そして、高い動員率と芸人さんのパフォーマンスによる盛り上げ力から高い支持を得て、指名オーダーを受けるまでに事業を成長させることに成功しました!
実績としては過去最高の成績を記録し、オーダーがひっきりなしにくるようになったといいます。

販売士として契約する芸人さんに対してのサポートも手厚く、未経験でもしっかりとした研修を行う他、イベント中にネタ見せができる、チケットノルマのないライブスタジオを無料で紹介するなどの特典を用意。
ただ報酬を用意するだけに留まらないその姿勢からは、「頑張っている人の夢を後押ししたい」という思いが強く感じられます。

会社の事業として良い成績を収めるのはもちろんのこと、その一方で夢を追いかけて頑張っている人を支えられるような内容のビジネスを考案したMakky!さん。
それまでのモバイル販売業務でも好成績を挙げてきた上、新たに立ち上げたモバイル販売とエンタメがクロスする事業も成功させ、まさに順風満帆!
何もかもが上手くいっているように思えますが、実はそんなMakky!さんの前にはさらなる壁が立ちはだかることに……!
エンタメ事業に懸命に取り組むMakky!さんを阻む壁とは一体何なのでしょうか?