前書き『走れよ!』

これまで同様前書きを書こうとこの作品を書いた時のことを思い出していたのだけれども、全然記憶がない。
たしか大学を卒業する直前か、卒業してからか、そのころ一緒にネットラジオをやっていた相方と公演でもやってみようという話になって、その頃に書いたやつだと思う。
最終編集が2014年になっていたから在学中か。
その時は結局公演はやらなかったんだけどね。
そのまま封印され続けていた。

そんな『走れよ!』は太宰治の『走れメロス』の完全なるパロディなんだけど、なぜメロスを選んだのかはわからない。
内容も断片的にしか知らなくて、青空文庫で読んだことは覚えている。
なにかのパロディを書けるようになったら強いんじゃね?っていう気持ちがあったんだと思う。
記憶にあるのはそれくらい。
だから作品を読み返してみたけど「わぁ頑張って書いてるなぁ」って感じ。
ちょっと読んでて恥ずかしくなるところもあるけど(本人だけかな?)、結構面白いじゃんと思うところも数か所あって安心した。
あと暗転が多い!!!
様々な舞台公演に出演して経験値が増し、今や暗転撲滅協会に身を置く立場となった人間からすると、この暗転の多さは考えられない。
まぁ演出家の腕次第で暗転なんかしなくても展開できるんだろうから、公開した戯曲から暗転という字面を消しておいてもよかったんだけど、当時の感覚をそのままお伝えするためにも残しておきました。決してめんどくさかったわけではないよ。

この作品の前書きで書けることはこのくらいでしょうか。
この前書きで本編を読んでようと思う人はいるだろうか。
不安だけど以上です。
ぜひ本編読んでください。

マサキ作の『走れよ!』はこちらから↓

太宰治の『走れメロス』はこちらから↓


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