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推し本。その1。世界の片隅で生きる自分を愛おしく思える本。

朝、
窓の外を眺めながら、
ハーブティーを飲むのが日課なんですが、
(おしゃれを気取ってるとかではなく、
実はフィトアドバイザーであったもし、
そして何より単に健康を切望しています笑)

毎朝木々をかき分けて、
ごそごそ何かを採取してる?
捨ててる?おじいさんがいるのが見えて、

一体何を…?

と訝しく思っていました。

そんなことが続いたある日、

いつものようにおじいさんがやってきて、
ごそごそやり、

そして立ち去った後、

ばさばさばさーっっ!!

と、
小鳥たちがやってくるのをみて、

ああ!!

なんだ、餌やりかぁ。

と謎が解けました。

何をあげてるんだろう?
パン屑かな?

それ以来、

毎朝そのおじいさんがやってくると、

おはよう、小鳥のおじいさん。

と心の中で挨拶しています。



Q、好きな本、物語はなんですか?

LINEでいただいたご質問にお答えしようの
コーナーです。

好きな推し本は
ビジュアル本もあるし、児童書もあるし、
絵本もあるし、漫画もあるし…

で、迷ったんだけど、

「ことり」(小川洋子)

小川洋子さんの小説が好きなんですが、
これはその中でも好きなものの1つです。

詳しくは、

読んでほしいのと、
最近再読してないので、
詳細はあやふやなところがあるから笑
語らないでおきましょう。


お話は淡々と進んでいくんだけど、
最後のあたりに疾走感を感じて、
小鳥の小父さんの一生を
まるで一緒に駆け抜けたかのような読後感でした。

小川洋子さんのお話はどれもそうだけど、

人間の言葉が話せない小鳥の小父さんは、
社会の片隅でとてもひっそりと生きている。

現実にいたら、
実際に小父さんの人生を知ることはないし、
交差することはないと思う。

でもとても美しく思える。

誰からも知られることのない一生。
でもとても素晴らしく、愛おしい一生。

この世界に生きる誰もがそんな一生を生きているんだなと
思うと、

道端ですれ違う人、

たまたま電車で隣になった人、

そして今どこかにいる
会ったこともこれから会うこともないだろう人…

その人たちの人生それぞれにいろんなことがあるんだな。
と思う。


そして自分も、
自分の人生を世界に知られるようなことはないだろうけど、

でもこれまでいろんなことがあって、
そしてこれからもきっといろんなことがある。

賞賛されるようなことがなくて、
とてもひっそりしていても
そんな自分の人生も愛おしいと思えた。

そんな小説でした。


全く小説の内容じゃなくて😂
参考にならないかもしれないけど、

この本を読んだ時に考えた私の感想を
綴ってみました。


また別の好きな推し本も語りたいと思います!

LINEでの
ご質問ありがとうございました☺️

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