見出し画像

海外協力隊志願者は見てほしい!海外協力隊の「ふるさと」(群馬県甘楽町)

JICAが開発途上国に派遣している青年海外協力隊。60年近い歴史を持ち、これまでにのべ4万人を超える方々が参加しています。

その「ふるさと」と呼ばれる地域を知っていますか?

群馬県南部にある甘楽(かんら)町です。

この町で活動する「NPO法人自然塾寺子屋」は海外協力隊のOB・OGで構成される団体です。JICAからの委託事業で海外協力隊の派遣前研修(主に農業)を行っています。

これまでに700名以上の方が自然塾寺子屋で農業技術や途上国での心構えを身につけてから、世界各地に派遣されています。

JICAで働く知人に話を聞くと、このような地域団体は「日本で唯一ではないか」とのこと。すごい活動をしています。

日本の地域おこし協力隊にもこのような派遣前研修があればいいと思います。

自然塾寺子屋の事業のもう一つの柱が開発途上国からの研修員の受け入れです。中南米やアフリカなどから研修生がやってきて、地元甘楽町の農家が講師となるのがミソです。地域づくりにつながっています。

毎年夏になると、甘楽町には国内外のたくさんの若者が滞在し、普段は静かなまち並みがインターナショナルな雰囲気で華やぎます。素敵な風景です。詳しくは以下の動画をご覧ください。

この動画を制作したことは、私にとって大きな財産となりました。自然塾寺子屋の活動と関わるきっかけになったからです。

自然塾寺子屋が運営する「開発途上国向けオンライン研修(JICA主催)」で活用する動画教材の制作をさせていただいたり、日本の地域創生をテーマにした研修の講師も務めさせていただいています。

2022年10月開催「中南米向け地域ブランディング研修」より 最上段左から2番目が私

まさか、自分が長年やってきたことがこのような形で役に立ち、JICAと関わることができるなんて夢にも思いませんでした。感激です。いつも貴重な経験をさせていただいています。

コロナ禍で3年中断していた開発途上国からのリアル訪日研修は今年から本格再開されるとのこと。国際色豊かな甘楽町にぜひ一度遊びに行くことをおススメします。

ちなみに、自然塾寺子屋が管理する古民家かふぇ「信州屋」は私のお気に入りです。他では見られない外国のユニークなスイーツが楽しめます。

古民家かふぇ「信州屋」の前で 自然塾寺子屋 事務局長の森さんと 

ちなみに、理事長の矢島さんや事務局長の森さんがホストを務めるWebのラジオ番組(自主制作)があります。海外協力隊のOB・OGがゲストで毎回登場します。多数の海外協力隊を送り出している自然塾寺子屋だからできる活動です。海外協力隊に興味がある方はぜひお聞きください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?