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村山槐多「京都人の夜景色」

今晩は村山槐多「京都人の夜景色」を朗読しております。

村山槐多(1896年~1919年)は洋画家で詩人、小説も書いています。
10代の頃からランボオやボードレールに親しみ、詩作を始めました。
22歳で夭逝した槐多は、4歳から、旧制中学(現代の高等学校)を卒業するときまでを京都で過ごしています。
この詩を読んでいると、描かれている「夜景色」が、肌に沁み込んでくるような気がします。

詩の中に名が出てくる、ジェームズ・マクニール・ホイッスラー(1834年~1909年)はアメリカ生まれ。ロンドンやパリで活躍した画家です。
横浜美術館に「ホイッスラー展」をみにいったことがあったので、そのとき買った絵ハガキを探し出したら、「ホイッスラー展」は10年前の開催であることがわかりました。
10年って、ホントに、すぐ経ってしまうんですね~。

真ん中のブルーの絵は、テムズ川にかかる橋を描いた《ノクターン:青と金色―オールド・バターシー・ブリッジ》。
みていると自分が、絵のなかに溶け込んでしまうような感じがして、とても心ひかれたことを憶えています。