ネゴはかせに恋してる
ネゴはかせというキャラクターがある。
世の中には全く浸透していないが、私を夢中にさせている。
小学3年生の息子が2020年4月15日に描き始めたオリジナルキャラクターだ。
(当初4足歩行だったネゴはかせ↑)
この頃、世界では新型コロナという未知のウィルスが拡がり始めていた。私たちの住むマレーシアは感染者が増える度に長期間のロックダウンを施行した。
街の動きは止まり、子どもたちは家で過ごすことを余儀なくされた。
そんな、家で過ごす時間の中で生まれたキャラクター。
息子は描いた。
A4のコピー用紙がどんどん減った。
73巻まで描いた。
ある時は、夜10時に起きて釣りをするネゴはかせ。
ある時は、餅を作るねごはかせ。
ある時はダイヤを探すネゴはかせ。
これだけ描いたせいだろう。
息子は1年しか描いていないのに3年描いた気になっていた。
趣味でTシャツ作りをしている彼の叔母にねだって、こんなTシャツまで作った。
一番の親友の分まで作って誕生日プレゼントにした。
この頃には、私まですっかりネゴはかせに魅了されていた。
ネゴはかせのクッキーを焼き、
ネゴはかせを刺繍し、
はんこを彫り、
水筒ケースまで編んだ。
そして今、73巻まで続いたネゴはかせの絵本は、漫画スタイルになって続いている。
1年半で息子は絵も字も上達した。
ネゴはかせには感謝の気持ちだ。
でも、いつか息子がねごはかせを描かなくなる日が来るんだろうと思っている。寂しいが、いつかその日はきっとくる。
任天堂スイッチも手に入れてしまったし。
(任天堂スイッチが欲しくて欲しくてたまらなかった頃の息子が私の携帯に残していたネゴはかせ↓)
ロックダウンも緩和された今、ネゴはかせよりも夢中にさせるものに、息子はこれから沢山出会って成長していくのだろう。
ああ、そういえば、そんな絵本も描いたよね。と思い出話になる日が来る前に忘れないように記しておこうか、そんな気持ちで書きました。
ネゴはかせの魅力は全て伝えきれませんが、マレーシアのとある家庭でいきいきと輝いているキャラクターがいると知っていただけたら幸いです。
最後までお読み頂きありがとうございました。
追記*ネゴはかせのラインスタンプできました! 使えそうなの、そうでもないもの全部合わせて40個! コイン50個で販売中です。売り上げは息子のお小遣いになります。良かったら購入してね♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?