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僕の半生Part10 再上京とshannonsの始まり 不思議な再会と出逢い

Gueを脱退した僕は、2017年8月の末に再度上京します。そこから、shannonsの原型が形作られていきます。

思えばshannonsの始まりは不思議な形でした。
僕は上京したらドラムの仕事をやろうと思っていたので、
決まったバンドをするつもりは無かったのです。
なのに気づけば、僕はshannonsのメンバーになってました。

大濱健悟との再会


上京から遡ること半年、2017年の2月だったかと思います。
僕は久しぶりに京都のVOXhallというライブハウスに遊びに行きました。

そこに出演していたのがウルトラタワー。
shannonsのボーカル大濱健悟が以前やっていたバンドです。

ちなみにウルトラタワーはかつて僕がやっていたherberというバンドで、
同じ事務所にお世話になっていました。
ウルトラタワーはメジャーに行き、僕らは全然持ち上げてもらえず、
目の上のコブのような存在でした。笑
まじでなんだよ、ウルトラタワーって。名前のセンスなしかよ。
っておもってました。まじで。笑

なのでもともと存在を知っていたウルトラタワーではありますが、
その日大濱くんと3年ぶりくらいに再開して話して、
「ドラムがめっちゃ好きだったので覚えてます。herberも好きでした。」
って言ってくれたんですよね。
なんだよ、ただの好青年じゃねーかよ。
ごめんな、センスなしとかいって。

そこで連絡先を交換したのですが、
そのライブの後にウルトラタワーは解散を発表。
大濱健悟は1人上京すると告知されます。

その数ヶ月後、全く彼のことは頭になく上京を決意した僕ですが、
大濱くんからある日連絡が来ました。
「まきおさんって上京する予定ありますか?」

内田心晴との再開


2017年9月 上京してすぐの僕は大濱くんと話をするため、下北沢まで来ていました。
そこに一緒にいたのが、内田心晴という男です。
彼もまた、以前tailless dogというバンドでウルトラタワーやherberと同じ事務所にお世話になっていた先輩でした。
このtailless dogとは何回か対バンしていたのですが、
この内田心晴という男はクールで怖くてなかなか話せなかった印象でした。
案の定サイコパスであることが追々判明するのですが。。。笑

心晴さんは数年前に上京しているというのは聞いていたのですが、
この2人が関わりがあったというイメージは無かったので、
意外すぎる組み合わせでした。

話を聴くと、心晴さんが大濱くんの声に惚れて後ろでギターを弾きたい、一緒にバンドをやろう、とアプローチをしたそうです。
そこで僕がちょうどよく上京してきたので、白羽の矢が立ったと。

心晴さんもものすごいパワーのあるボーカリストなので、
その心晴さんが後ろに回るっていうのはただ事ではないなと思いました。

下北沢の居酒屋で飲みながら話していると、
すでに何曲かデモ音源があって、
その中に後のshannonsの1st singleとなる“ニュースーパーウェポン”もありました。
「まきおさんキノコ好きだったので、歌詞に入れました」
そんなことを大濱くんは言いました。
なんやねんそれ。やるやる。そんなん言われたらバンドやるよ。笑

上野詩織との出逢い


さて、そんな形で3人でスタジオに入りはじめたのですが、
ベースが決まらない。
関西人なので東京につても無い。
どうしたものかと頭を悩ませていた時に、
僕が以前サポートしたFINLANDSのベースのかよちゃんに紹介してもらったのが、
詩織さんでした。
(ちなみにかよちゃんはFINLANDSを脱退します。FINLANDSについて愛を語ったポストはこちら↓)
https://note.mu/makiodrums/n/n4e089c331f96

クチナシというバンドのサポートをしているということで心晴さんと一緒に下北沢のReGというライブハウスにみにいきました。

そこには小柄ながらパワフルでカッコいいベースを弾く女の子が。
心晴さんといいねって話になり、
スタジオに入って貰うことになりました。

詩織さんはyEANというバンドを脱退した直後で、
いくつかのバンドから誘いをもらっていたそうです。
でも彼女自身も次にやるバンドを決めきれず、
断っていたそうです。
にも関わらず、僕たち3人から「メンバーになってくれ」とお願いした時、二つ返事でOKをくれた詩織さん。
”shannonsが一番しっくり来た。”
と言っていました。
ほんと、運命的に集まった4人だと思います。

余談ですが、とても可愛らしい詩織さんは、初めてみた時は24歳くらいかなと思っていました。
ところがどっこい、え、年上!?嘘でしょ!?
遺伝子どうなってるの!?
って思ったのを鮮明に覚えています。
東京に出てきてから1番の驚きは詩織さんの年齢です。
都市伝説レベルです。まじで。

詩織さんがshannonsに入ってよかったなって本当に思います。
詩を書いてくれていることもそうなんですけど、
何より、雰囲気がいいんですよね。
男だけだと陰気になっちゃうと思うんですけど、
詩織さんがいい感じに癒しの雰囲気を作ってくれている。
shannonsを優しいバンドにしてくれている大きな要因だと思います。

ちなみにここだけの話ですが、
最初ウルトラタワーのゆーきゃん君にベースを打診したことがありました。
結局断られて詩織さんになったのですが、
今では男3人で「本当に詩織さんでよかったね」って話しています。笑

そうしてshannonsは怒涛のレコーディングを経て初ライブへと向かっていきます。

続きは次回。。。

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