見出し画像

僕の半生 番外編 絶望を支えてくれた音楽 Mr.Children

さて、今回は番外編です。
高校時代、絶望的な生活を送っていた僕は、
ある音楽に少し救われました。
それは、Mr.Children。通称ミスチルです。

もともと嫌いだった”ミスチル”

正直言って僕は最初ミスチルが嫌いでした。
理由は単純で、姉が好きだったということと、テレビで流れている音楽だったから。
まぁ若者らしく“大衆の音楽はクソだ”って思ってたんですよね笑

でも姉や親父が聴いていたのをなんとなく耳にして、
悔しながら“いい曲かもしれない”と思っていました。

そこで姉の部屋から勝手に拝借して聴いたのが、
Mr.Childrenのアルバム“discovery”でした。

めちゃくちゃ驚いたんですよ。
『え?暗くない?』
って。笑

内省的で苦しみを吐露するような音楽が、
当時の僕の心境とすごくシンクロするような気持ちになりました。

なにより“ポップスター”として世間から見られているミスチルが、
こんなにも明らかに悩み苦しみを抱えている音楽をしていたなんて。
そのギャップが、ひたすらに僕の興味をそそりました。
僕は衝撃とともに、この人たちのことをもっと知りたいと思いました。

その当時のすべてのアルバムを聴きました。
何を考えて、苦しんで、音楽をやっていたのだろう。
この人たちの音楽の中に、僕の苦しみから抜け出す答えがあるかもしれない。
そう思ったのかもしれません。

アルバム“ボレロ”の中の“ALIVE”
アルバム“深海”の中の“花-mement mori-”
アルバム”discovery“の中の”I’ll be“

このあたりの暗闇から光を探す曲たちがお気に入りでした。
桜井和寿という人間の悩みをもっと知りたい。
そう思って聴いていました。

大学に入って、
愛する人や自分のやりたいことを見つけてからは
“口笛”や“名もなき詩”といった、
苦しみの上でみつけた大切なものを歌った歌に惹かれました。

30手前になった今、
It’s a Wonderful world以降の、ポップネスさを取り戻したミスチルが好きです。
自分たちの苦しみを超えて、
聴いてくれる人たちのために音楽をしたい。
苦しみの先に見つけたものが、
恩返しの感覚だったんじゃないかな。
だからこそ、求められるものを出していこう。

そんな風に見える姿勢が、
今の僕はとてもとても共感できます。

余談ですが、僕はMr.Childrenのドラマー鈴木英哉さんの影響をもろに受けています。
今回のトップ画、分かる人にはわかるかな。。。?

きっとミスチルは一生聴くんだろうなぁ。
いつの時代にも、自分の心境にあった音楽があるんだろうなって思います。

彼らみたいに、
「この人の音楽ならついていく」
って思えるようなグループに、なりたいな。

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事が参加している募集

#とは

57,772件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?