オリファンが「なぜオリファンなのか」をこのタイミングで真剣に考えてみた
6月28日、Yahoo!ニュースのトップに我が球団が取り上げられた。
オリ屈辱の同一カード6タテ
ロッテファンからのLINEを未読スルーしたままで、今、この文書を書いている。
待ちに待ったプロ野球の開幕戦。勝ち負けじゃない。試合が観れることに感謝しかない。と、思っていた気持ちは早くも萎み、久し振りに、自分たちにはなにもできない無力感が全身を被う。
しかし、このやるせなさは毎年のことで、懐かしさすら覚えてしまう。そうなのだ。オリックスは勝てない。
どのくらい勝てないのかというと、2015年の観戦成績が24敗5勝ぐらい勝てない。
他球団のファンから、なんでオリックスを応援しているのか聞かれても、そんなものに答えはない。
なんでファンになったかなんて、私たちが知りたいぐらいだ。前世で、連勝ジャイアンツファンだったんじゃないか?とか、いや、西武かもしれないだとか、オリックスが勝てない原因を探しては、打順や、継投や、三塁コーチに、もっとなにかできるのではないかを、今日も真剣に議論する。
そうして、毎回、私たちにできることが、応援だけであることに行き着き、また、プレイボールを見守ることを続けている。
ここまで書いて、何度読み返しても、自分でもなんでオリファンなのかはわからない。
ただ、オリファンにはわかっていることがある。オリックスは決して、弱いばかりのチームではない。
山岡、山本という球界でも素晴らしいと言えるピッチャー、夢しかないフルスイングの吉田正尚、生え抜きの若手選手はすくすく育ち、チームの要、T岡田の復活と、安達の絶好調。
この全てが噛み合えば、必ず勝利を掴めると、ファンは信じて待っている。
オリックスには他球団には真似できない夢がある。最下位のチームだからこそ、残り5チームを追い越してさらに上を目指せるのだ。
現実に、勝った試合の嬉しさは、常勝チームの比ではない。と、おもわれる。
そうだ我々はオリックスファンの誇りがある。このぐらいの連敗で折れるメンタルではないはずだ。
叶うべき夢の先に、いつか、オリックスが連れていってくれると信じて、今日も声援を送り続ける。
私たちには応援しかできないけれど、信じることしかできないけれど、
どうかどうか、選手がいつも全力を出しきれますように。良い緊張感の中で、素晴らしいプレーができますように。
まだ数字では表れていないけれど、少しずつ力が噛み合ってきていると、感じる。勝てるチームに向かって進んでいる。
信じさせてくれる、すごい選手がいるんです。
だから私はオリファンなのです。
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