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1万円で頼んだ整理収納コンサルがQOLを爆上げしてくれた話


産前・産後、散らかり放題の我が家


もうすぐ育休復帰!復職前の慣らし保育期間にしたいことは多々あれど、最も重要なミッションと位置づけているのが、家の掃除、断捨離、機能的な収納作りだ。

妊娠中は腰やお腹が痛くて動けず、産後は赤ちゃんのお世話で動けず・・・そんな理由をつけて、この1年半くらい、まともに家の手入れができていない。

気になるところはいっぱいある。ぐちゃぐちゃになっているキッチンの引き出し、その名の通り物を押して入れた状態になっている押し入れ、もはや物置と化してしまった2階の空き部屋・・・どうにかしたい、でも、何をどこからどう手をつけていいのか分からない。

片付けYouTube▶整理収納コンサルタント召喚

そこでまず、片付けYouTubeにハマった。予約の取れない片付けのプロ・古堅純子が、すさまじい汚部屋の数々を、キレのいい悪態をつきながら華麗に片付けていく。

片付け法云々抜きにして、古堅純子が素晴らしく魅力的なキャラクターで、見ていてめちゃくちゃ面白いし、ためになる。これを見て、家の片付けの計画を立ててみよう、そう考えてわたしはYouTubeを連日にわたり見続けていたのだが、はたと気づいてしまった。

片付けの依頼者全員が古堅純子のファンでYouTubeを見まくっているにもかかわらず、ことごとく汚部屋なのだ。

片付け法はあっても、その片付けかたは家の間取りや暮らし方、住人の性格や好みによって全然違う。片付けベタな素人がいくら真似をしようとしたところで、難しい。オーダーメイドなアドバイスと片付けのサポートが必要そうである。

出来ることなら、古堅純子を家に呼びたい。でも、片付け料・数十万円の支払いは現実的に難しいし、我が家の恥をYouTube上で晒す勇気は私には無い。

そこでようやく、古堅純子は叶わなくとも整理収納コンサルタントの方にアドバイスをもらうべし、という結論に至った。そして実際、頼んでみたら思った以上にメリットが大きかったのでご紹介したい。

整理収納コンサルをお願いしてよかったこと

今回は地域で人気の整理収納コンサルタントさん(以下、Aさんとする)を我が家にお呼びし、3時間にわたり収納の問題点を指摘・改善策を提案してもらった。料金は1万円程度、多くの人はこれを受けて実際のお片付けのサポートまで依頼する流れになると思う(が、わたしはアドバイスだけにしました)。良かったことは以下だ。

①『捨てよう』圧力をかけてくれる

我が家にいらっしゃるなり、Aさんが語りだしたのは"捨てること"の大切さだ。

「使わないものが収納場所に入っているから、使うものが収納場所から溢れて散らかるんです」

当たり前のようだが、この当たり前のことを理解して、使わないものをきちんと処分しきれている人はどれくらいいるだろう。

収納の問題点を洗い出すにあたり、家じゅうを巡回していくのだが、都度、「これ、必要ですか?(必要なわけないよね??)」と圧力をかけてくれるAさん。おかげで、なんとなくとっておいたものを、潔く処分することができた。

②使用頻度でものを仕分けできる

家事導線上、1階の押し入れを上手に活用したいと考えていた私。Aさんから聞かれたのは「何を置くスペースにしたいですか?」という一言だ。その質問に答えていくうちに、普段使っているもの・使っていないものが自然と明確になった。

どの収納場所に行っても、「これはどれくらいの頻度で使っていますか?」「週に一度ですか?月に一度ですか?」と細かく聞いてくださった。

一人でできると言えばできる作業だが、第三者から改めて問われてはじめて「意外と使っていないな」「なんでこんなに使用頻度の低いものが取り出しやすい場所を埋めているのだろう」と気づくことが出来た。

③住人のズボラ度に寄り添ってもらえる

SNSで収納の参考例を眺めていると、どれも綺麗に整えられた、美しい棚や引き出しが出てくる。しかし、片付け下手なわたしが、その通りの状態をキープできるわけは無いのだ。

ケースの中にうまく入れられずあぶれた状態になっているアウトドア用のタープを見て、Aさんはこう言った。

「蓋付きの大きな収納ケース、蓋をせずに使える状態にしましょう。あふれていても定位置に収まっていればOKです!」

なんと心強い言葉だろう。それなら私にも、できる気がする。

そんな具合に、ズボラでも中身がわかる・元に戻せる収納のアドバイスを沢山いただいた。

④モノの適切な収納場所がわかる

収納場所の無意識な固定概念を見事に崩してくれたのも良かった。

例えば、乾き物や調味料、よく使う常温保存の食品類などは、奥行のある棚にしまっていたが使いづらかった。

そこで、ホットプレートなどをしまっていたシンク下の浅い引き出しを整理して、そちらに移すようアドバイスを貰った。すると、上から見て、何がどこに入っているのかすぐ確認できるし、取り出しやすくなった。

筆記用具も深い引き出しから浅い引き出しに移したら、とても見やすく取り出しやすくなった。

(当初、なんでこんな収納にしたんだろうと考えてみると、無意識に実家の収納の通りにしている自分に気づいたりもした。子どもの将来を考えても、収納を整えるって大事だ。)

⑤必要な収納用具がわかる

古いものでは学生時代から使っている収納用具。引き出しが引き出しにくいなぁと感じていたが、シンプルに安物だからだということも指摘されてよく分かった笑。

Aさんは、その場所に適した収納用具をピンポイントで教えてくれた(購入サイトをURLで送ってくれた)。

サイズを計ってそれに見合う収納用具を探すのって結構面倒で大変だし、スペースに余裕を作って考えないとギチギチになり、使いづらくなったりもするので、プロに選んでもらえてかなり助かった。

家の中にも客観的な視点を入れてみる

仕事の仕上がりや服装、髪型などは、外に出ているものだから指摘も受けやすいし、アドバイスももらいやすい。一方、家の中のことは、いくら仲の良い友達でも、家族でも、なかなか言及することが難しいと思う。

でも、家の中のことこそ、思い込みが邪魔をして上手くいかないことが多いのではないだろうか。

家事代行さんをお願いした時にも感じたことだが、より過ごしやすい家の環境を作るには、客観的なプロの視点を入れるのが手っ取り早い。気になる方は是非利用してみてください〜!

余談のアドバイス

ちなみに、整理収納コンサルタントさんを頼む際には、気になる収納部分の写真をありのままに撮影しておくことをオススメします。

この収納場所には何が入っているか、何が悩みなのか、どうしたいのかを撮影画像に書き込み、事前にメールなどで送っておくのもいいと思います。

モノの把握や課題の整理ができますし、当日はすぐ改善策の提示に移れるので、時間を有効に使えますよ。

そして、お金に余裕があって時間の無い人は、片付けサポートまでお願いすると良いと思います。まとまった時間で一気にやらないと片付けって永遠に終わりません。私は慣らし保育中の時間に一気に片付けたいと思います。同じような状況の方、共に頑張りましょ〜!












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