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永久就職しなくていい②

ナースのドタバタ転職話。

さて、この先の見通しがつかない怖がりオイスターこと槇は今後いかに…?

それとなく日々が過ぎた頃、病棟内で不穏な気配が動き出す。
1〜2年目を筆頭に激務によるストレスから次々倒れ休職→退職。
業務は更に増え、残るスタッフの不満は募り師長や主任へ怒りが向く。

師長主任にも疲弊が見え始め、風通しを良くしようとしたのか突然の院内上司人事シャッフルスタート。
慣れない新しい師長に現スタッフもよりギスギスした雰囲気に。

簡潔にいうと抜け出せない悪循環ってやつだ。

当時の私のように、役職もなく在籍はまぁまぁ長く年齢は20代というポジションは上からも下からも圧がくる。

「あの先輩が…」「あの後輩が…師長が…」
頷き、時には間を取り持つようなやり取りをしていると、色々な感覚が麻痺してくる。

「あれ?何しに病棟来てるんだっけ。」

やりたい看護分野も徐々に見え始めていたが、周囲の騒音に掻き消され、日々疲弊しながら通勤していた。

月日が経ち、1人また1人とスタッフを見送る頃には慢性的な疲労と耳鳴り、感情コントロール困難に陥っていた。

もちろん皆が皆そうなる訳ではない。
しかし私には心身のキャパを大幅に超えるストレスが蓄積されていた。

以前の https://note.mu/makimakima/n/ne0bdbcb74a63 記事でも書いたように、更に様々な事が重なり環境を変えざるを得ない状況となった。

もうとっくに引き際を迎えていたが、「迷惑をかけるわけにはいかない」と強迫観念のような思い込みで身体を動かしていた。

自己犠牲型なこの職種、こういった精神状況下でも頑張って働くナースは決して少なくはない。

健康な心身あっての仕事なのに、何が一番大切かわからなくなってしまうのだ。

ある日の勤務帰宅後、「もう限界だ!」と床に倒れこみスマホで「看護師 転職 退職」 を無心で検索した。

今思えば、その行動は私の中に残った小さな炎が私を守ろうとしてくれたのかもしれない。

③へ続きます→

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#ナース #ナースあるある #病院あるある #おつかれさま




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