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中央区の病児・病後児保育サービスについて、ママの声を集めました。

こんにちは、ママインターンのY子です。

コロナ休園、まだまだ続いていますね・・・
我が家がお世話になっている保育園は幸いまだ休園にならず毎日預かってくださっているのですが、先日0歳の次男が発熱の事態!
PCR検査の結果陰性で、保育園は休園にならずホッとしました><

そう、コロナでなくてもちょっとしたことですーーーーーぐに発熱するのが0・1歳児😭

共働きで子育てされている家庭では、避けては通れない課題、
それが、
病児保育どうするか問題
ですよね!

今回は、その病児・病後児保育のサービスに関して、アンケートにてママの声を集めたので、ご報告しようと思います。

1. アンケートの背景・目的ー中央区の病児保育が使えない!!!!


そもそも、なぜ病児・病後児保育に関するアンケートを取得しようと思ったのか。

ズバリ、
中央区の病児・病後児保育サービスが使いにくい、使えない!!と常々思っていたからです💢

私は第1子の長女の復職時に中央区の病児保育サービスに登録し利用しようとしました。

しかし、
・登録手続きの煩雑!(きららで申し込み→各施設にそれぞれ児童表を提出)
・電話での予約が全然取れない!!!
・当日朝9時(始業時間後)に連絡来て意味なし!

と、本当に使い勝手が悪く、半年間で4〜5回使う機会があったのですが、結局母に頼ったり、区内の民間の病児保育を使ったりしてしのぎました。

ちなみに、中央区の病児・病後児保育事業に関して知りたい方は下記をまずご覧ください↓

今回、同じような声を他のママさんからも聞いていたこと、また高橋まきこ議員もこの課題には初年度からずっと取り組んでいらしたこともあり、
今回のインターンで
・病児・病後時保育の具体的課題
・病児・病後時保育への改善要望

についてママの声を集めよう!
とまきこ議員ご協力の下、「これからの病児保育を考える会」を発足し、アンケート調査を実施することに✨

アンケートの概要は以下の通りです。

調査タイトル:教えてください!病児保育のお困りごと
調査方法:Googleフォーム
実施期間:2021.10.30-2022.01.31
対象者:中央区内の保護者
周知方法:SNSでの呼びかけ、友人への依頼等

アンケートでは、10問程度で、病児・病後児保育の利用実態、満足度、具体的なお困りごとや改善点について聞きました!

2. アンケート結果概要


今回の調査で、23名の方から回答をいただきました!
調査にご協力いただいた皆様、ありがとうございます!!

それでは結果を見ていきましょう♪

まずは、回答者属性から。


今回の調査では約9割が月島地区の在住でした。

お子さんも1人もしくは2人で、4歳までがボリュームゾーンでした。

次に、利用実態について。

私も今回の調査で少し驚いたのですが、なんと4分の3もの方が、病児保育を利用したことがないとの回答でした!
皆さん意外と使ってない・・・?

なぜ!?
病児の時どうしてたの!?

「利用したことのない」理由としては、

最も多かったのが「手続き・相談が面倒」という回答。
わ・か・る!!!!!
そして、「使いたいが、予約が取れない」「使いたいが、使い方が分からない」
といった声も集まりました。

では、利用したことのある方の満足度は?

ジャン!

なんと、「不満である」「とても不満である」と回答した方が、66.7%!
実に3分の2の方が不満を持っているという結果に!

アンケートに回答してくださった方のバイアス(より問題意識を持っている方が回答してくれた)というのもあるとは思いますが、
3分の2の方が不満を持っている公共事業って区としてどうなのだろう、と思ってしまうw

その理由としては、


全ての方が「予約が取れない」と回答し、「持ち物等の準備に負担を感じる」や登録・予約のプロセスへの不満があるとの回答もありました。

今後の要望としては、

どの選択肢にも回答がありましたが、「登録・予約をインターネットでできるようにしてほしい」が最も多く、次いで「施設数を増やしてほしい」「登録の手続きを簡素化してほしい」との意見があがりました。

お困りごととして実際に上がった声がこちら。

やはり、予約が取りにくいという声、そして病児保育でいつもと違う環境におかれる不安の声も聞かれました。

皆様には、とても熱のこもった改善の意見もいただきましたので、次の章で紹介しながら総括したいと思います。


総じて、私が感じている課題を皆様も感じていること、そして、課題や改善については、「登録」や「予約」のプロセスといった運用面に集中しているのかなと感じました。

3. 調査でわかった!中央区の病児・病後児保育の課題

3-1.  真の課題はキャパ不足でなく、マッチング!?


今回の調査を通じて、登録や予約の手続きの煩わしさから、利用できていない方、そして登録をしても予約が取れなかったり、オペレーションの煩雑さから使いにくさを感じている方が多くいらっしゃることが浮かび上がってきました。

私もこの調査をするまで、病児保育の問題は、
需要に対する圧倒的な供給量の少なさ
であると思っていました。

実際に予約が取れない、枠が少ないという声は調査でも聞かれました。

が、しかし!

今回の調査はその背景で調べていくうちに本質は違うのかも?と思うようになりました。

というのも、今回の調査を進める中で、知った驚愕の事実が2つ。

それは、

【事実①】中央区は、都内23区の中で、子どもの人口あたりの病児・病後児保育の枠数はトップレベル。

【事実②】中央区の病児・病後児保育事業の稼働率は4割程度

というもの。

事実①については、下記のnoteが参考になりますが、この枠の少ない中央区ですら他の区と比較すると枠数としてはそれなりにあるという事実。。


そしてもっと驚くべきことが、こんなにも予約取れないと思っていたのに、実際の稼働率は4割程度で、区も拡充の必要性を感じていないということ・・!!

私も経験がありますが、お迎え当日電話予約しても時間外だったりキャンセル待ちだったえい
で、諦めて他の手段を準備して備えたら、次の朝電話かかってきて、結局キャンセル、、

きっと皆さんが同じことをして、当日キャンセルの嵐になっているのではないでしょうか?

その結果が稼働率4割。

つまり、この事業の課題は、
「稼働のキャパシティが少ない」のではなく、「正しい稼働ができていない」、

使いたい人と、使われる施設のマッチングができていない!!

ということなのかな?と推測できます。

この課題を解決する方法の一つとして、やはり
病児保育へのICT導入は待ったなし!
だと思います。

実際に皆様からも、インターネット上でのサービスの改善に関して具体的な意見をいただきました。

ネットでの手続きの簡素化によって、
・今まで、使いたくても使えなかった人がより使えるように
・今まで使わなかった人も使いやすく

なるようになればと強く思います。

3-2.  施設型サービスだけでない支援のあり方も必要!


そして、もう一つ考えたいのは、
サービスの拡充は施設を増やすことなのか?
ということです。

調査でも、下記のように、慣れない場所での病児保育より、自宅や移動の負担が少ない場所での病児保育を希望されてる方もいらっしゃいました。

既存の施設で枠を増やす、もしくは新しく作るといったハード面の拡充は時間も費用もかかります。

ハード面だけではなく、居宅サービスや民間のサービスへの補助といったオプションを増やす方向の支援も必要ではないでしょうか?

それぞれのご家庭で様々な事情があるように子育てニーズも多種多様です。

そういった多くのニーズに少しでも柔軟に対応しうる事業に改善されていくことを臨んでいます。

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皆さん、いかがでしたでしょうか?
この記事を読んで、「私もこんな困りごとがあった!」というようなご意見ありましたら、ぜひコメント等いただけますと幸いです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました💓

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