見切り発車の最大の利点
「見切り発車」
どういうイメージがありますか?
後先に考えずに進む感じ?
あとで後悔する?
失敗しそう?
見切り発車は、私のしている「自分はじめワークショップ」でもとても大切なキーワードとなるのですが、
あまりいいイメージがない方も多いかもしれません。
しかし、数々の見切り発車を経験してきた私が思うに、、
見切り発車には、たくさんの利点があるんですよね。
その中でも見切り発車の大きな利点
それはズバリ・・・
軌道修正がきくこと!
何か始める時に、じっくりじっくり考えて様々な条件を整えてから取り組む、という方も多いと思います。
それもすごく重要なことですよね。
しかし!
じっくり考えてたくさん準備して始めたことって、もしも途中で違和感を感じたり辞めたいと思ったりしても、軌道修正がしにくいような気がします。
せっかくあんなに準備したのに‥
時間をかけてここまできたのに…
と、もったいない精神が働いたり、
時間をかけ過ぎてもうタイミングを失ってしまったり。。
これが「見切り発車」で始めたことであれば、スパっと辞めて違う方向へ舵をとることも割とスムーズにいくと思います。
実は私、このことがぴったり当てはまる経験を大学時代にしていました。
それは、サークル選び。
大学といえば、どんなサークルに入るか、勉強以外の時間をどう過ごすか、とっても大事なポイントですよね。
中学、高校と本気でソフトボールに打ち込み、スポーツ刈りのような攻めた髪型で6年間をグラウンドで泥まみれ汗まみれで過ごしてきた私にとって、大学は方向転換ができる機会!!
と思い、
今度は女子力をつけてサポートする側に回ろうと思ったんです。
で、
何でも思い立ったら即行動!の私は、見切り発車で野球部のマネージャーに。
まだ周りの友達が何のサークルに入るか迷っている時期に、すぐにマネージャーとしてグラウンドへ通い、図々しくも県外で行われた春の大会にまで同行しました。
そんな見切り発車で起こったこと。
それは・・・
違和感に気づけたこと。
ソフトボールをしていたのでルールも分かるし、スコアも何となく書けるし、選手の気持ちも理解できました。
白球を追いかける選手をサポートし応援するのはとても楽しかったです。
が、
大会に同行してスタンドから試合を観ていて、自分の本心に気づいてしまったのです。
私の居場所はここではない
ということを。
私は、スタンドから声援を送るのではなく、
選手としてグラウンドでプレーし、仲間と一緒にその場を分かち合いたかったのです。
なので、
スタンドにいる自分、ユニフォームを着ていない自分、グローブをつけていない自分に強烈な違和感を感じてしまい、
すぐにキャプテンの先輩へ相談し、マネージャーを一週間で辞めてしまいました。
ひどく迷惑な話で申し訳なかったのですが、これが見切り発車ではなくもっとじっくり考えて入ったとしたら、違和感を感じても辞めにくかったと思います。
また、
やっぱりグラウンドに立ちたい!
という決意をもってキャプテンの先輩にも話したので、
すぐにソフトボール部へ連絡してグラウンドへ行きました。
実は当時は女子3人だけで、男子部のおまけのような存在だったのですが、
その後、私自らがキャプテンとなり、人数を集め、道具を集め、ユニフォームをデザインし、指導者資格も取り、たくさんの方の協力を得て、
2年後には・・・
なんと!
地区大会で準優勝!!西日本インカレにも出場することができました。
これも、
スタートが見切り発車で自分の中の違和感に気づき、すぐに軌道修正ができたからこそ。
決意をもった軌道修正だったので、その後も気持ちが揺るぐことなく続けられ、結果を出せたのだと思います。
あ、
大学入学当時に考えていた女子力アップのイメチェン計画は叶いませんでしたが・・・残念。
かろうじて髪が伸びたくらいですね。。
でも、
やっぱり本当の自分でいることが心地よいし、分かり合える仲間とも出会えます♡
ということで、
何かやってみたいと思ったら、とりあえず見切り発車で小さな一歩からでも踏み出してみることをオススメします!!
そのままハマってすいすい進むかもしれないし、違和感を感じたなら軌道修正すればいいのです。
軌道修正をしても、最初に踏み出した一歩は決して無駄にはなりません。
何かに迷っている方の参考になれば嬉しいです。
見切り発車精神で、自分らしい生き方ができる方が増えますように・・・♡
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