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間違いたくない読書感想文のゴール

夏休みの宿題といえば…読書感想文!

必須の宿題ではない学校もたくさんあるとは思いますが、読書感想文に挑戦するなら時間のある夏休みはオススメです。

ただ、ゴールを間違うとただただ時間のかかる苦行でしかないので、何のためにやるのか?を考えて取り組みたいですね。

読書感想文は何のためにするのでしょう?
宿題だから仕方なく、コンクールで入賞するため、作文を書く練習になる、、など目的はいろいろありますよね。

私が思う読書感想文を書く目的(ゴール)とは・・

本を通して自分の心と向き合うこと

まず、「感想文」という言葉を調べてみると

物事に触れて心に感じたことをつづった文章。

精選版 日本国語大辞典より

と出てきます。

つまり、読書感想文の場合、本のストーリーに触れて心の中で感じたことを言葉にして綴っていくのです。

これを、宿題だからとにかく指定枚数を書いて終わらせる、コンクール入賞のためにきれいに整った文章を書く、というゴールにしてしまうのはもったいないと思います。

読書感想文を書くには、自分の心の中の思いを言葉にして表面に出さなくてはなりません。その中で、自分自身の思いや捉え方、価値観に改めて気づいたり、今までの出来事や日常を振り返って新たな発見があったり、得られるものはたくさんあるんです。

しかも、普段書くよりも量があるので、嫌でも自分自身の心の内を深堀りすることになるんですよね。小(中)学生の夏休みだからこそできる贅沢な時間の使い方だと思います。

その時出逢った一冊の本を通して、自分自身の内面と向き合う時間を生み出す。

こう捉えると、読書感想文って素敵じゃないですか??

我が家流の取り組み方

でも・・
小学生低学年や文を書くのが苦手な子はどうするの?と思いますよね。

子どもに丸投げでは、相当センスのある子しか完成しません。そして間違いなく作文嫌いになります。


我が家の場合は、長女が小1の冬から読書感想文に挑戦しました。

1年生なので、本人に任せて文章を書かせるとだいたい支離滅裂になります。(←教員時代に散々経験済。)ということで、まずは鉛筆も紙も持たせません。

我が家の取り組み方は・・・とにかく対話で引き出す!!
自分の心の中の思いって、小さい人は特に自分だけでは引き出すのが難しいです。でも、小さい人ほど純粋で素朴な言葉が出て来るのでぜひぜひたくさん対話をして引き出してほしいなあと思います。

「たのしかった」「おもしろかった」「よかった」「かなしかった」のような簡単な言葉以外のものを集めたいですね。

・何でそう思ったの?
・どの言葉が一番気になった?
・(登場人物)は、何でこう言ったんだろうね?
・〇〇ちゃんならどうする?
・こんなこと、学校でもある?その時どう思った?

などなど、質問しまくっていくと、きっとどこかでその子らしい言葉がポンッと飛び出すことがあると思います。そこをまた質問責めにして(笑)、深堀りして広げていくとオリジナル性のある感想文になると思いますよ。あ、もちろんお子さんが何か言葉にするたびに、全肯定で受け止めてあげてくださいませ♡不正解はないので、取り組んでいるだけで花マルです。

ということで、我が家の場合は読書感想文(対話による引き出し)にけっこう時間をかけます。ずっと根詰めて質問ばかりしていても子どもは嫌になるので、気分転換をはさんでリラックスしている時にふと話題を振ってみたり、、。これも長い夏休みだからこそできると思って開き直っています。(学校では絶対無理な方法ですね。)

このようにして、その物語の心に残ったところやお子さんの気づき、お子さん自身のエピソードをたくさん引き出してメモに取れば、あとはそれを組み立てるだけです。組み立てる方法は書籍にもネット上にもたくさんありますね。

ただ、ここで私が我が子に伝えているのは、入り口と出口が一緒になること。全部繋げて書けたら、敢えて「おわり」部分を読んでから「中」を飛ばして「はじめ」部分を読んでみる。それで意味が通じていればばっちりです。

この我が家流の方法で書き上げた読書感想文。小5長女は今までに4回表彰されています。本人もこれが自信となり、毎回感想文に臨むことを楽しみにしているようです。長女の感想文の話は次回の記事に書きますね。

短時間で仕上げる方法も!

我が家はちょっと時間をかけて取り組む読書感想文ですが・・・

なんと私の所属する「自分はじめLabo」では明日のライブで3時間で書ける読書感想文について話すようですよ~♪アーカイブも残りますので、読書感想文のヒントがほしい方、ぜひどうぞ♡

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