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その気になったらド素人の私が3週間で電子書籍を出せた!(その2)

(その1)では、その気になったきっかけを書きました。きっかけがあっても行動に移さないとそのままで終わってしまう。

チャンスとか運とかは待っていてもつかめない。空からパラパラ降ってくるのを手を広げてしっかり受け止めないと、地面に落ちて流れてしまう。

ご縁に感謝しながら、実際に出版までの過程を書きます。

電子書籍を出版できたのは色々な方とのご縁からです。たどり着いたのがシニアライフシフト研究会主宰や企業コンサルタントで活躍の名古屋在住の牧隆弘氏です。電子書籍で「しあわせのライフシフト12のヒント」を出版したベストセラー作家さんでもあります。

実は(その1)できっかけになった塚田君と電子書籍出版セミナー主催者の牧隆弘氏は元同じ職場だったそう。大手企業の取締役を経験した後に脱サラして、シニアの素敵な生き方をアウトプットしている先駆者です。

原稿をひたすら書く

とにかく書く。上手に書こうとか読んでもらう人のことを考えてなどド素人の私には100年早い。

難病を発症して車いすユーザーになり、今まで人ごとだと思って気がつかないでいたことがバリアになっていたことを思い知る。わざとじゃなくて知らないでいたことがバリアになっていることがある。障がいを持つと言うことは身体だけではなくて、心にもダメージがあるのだ。でも、受け取り方で結果が変わる。そんなことを今まで講演会やパーソナリティーをしているラジオでも伝えてきた。

しかし、コロナウイルスの影響で2月末から全てそれもキャンセルと休止。伝える場所がなくなった。

そこで電子書籍のことを知った。よく書いているうちに辛くなったり先に進めなくなることがあると言うのも聞く。

私の場合は、書くのは辛いどころか楽しくて、食べ過ぎたモノが凄い勢いで消化され体内から出ていくような快感だった(下品な例えですいません)。

だから思いつくまま、とにかく書いた。書くことで自分の心の整理と確認にもなった。時には思いだして涙がハラハラ溢れてきたりもした。

原稿ができたら

内容と照らし合わせてタイトルを決める。一番自分がこの本で書きたかったことにポイントを絞って考えた。

タイトルが決まったら、表紙のデザイン作成。

元々建築やインテリアデザインを仕事にしていたので、デザインするのは大好きだから自分で作ってみたかった。プロに頼むと素敵なものを作ってもらえるし簡単らしいのでそれも一つの方法。

自分で作るアプリとしてCanvaを教えてもらう。

https://www.canva.com/

使いやすくて、色々なデザインができてウキウキした。お気に入りのデザインができたところで保存しようとしたらアクセスに不具合が起きて消えた。なんでこうなるの(-_-;)再度挑戦しようとしたがうまく繋がらない。

諦めて、ネットで調べたらパワーポイントでも作れると出ていたので挑戦。

それが、今回の表紙。イラストレーターとかあればもっと素敵なものができたかもしれないが、ド素人の私には初版だし、これで良しとする。

できあがってから再度試しにCanvaにアクセスしたら繋がった。ついていない。まあいいっか。

次に原稿を電子書籍のファイル形式に変換することに挑戦。ネットで「でんでんコンバーター」が良いと見つけやってみるが、スキルのない自分にはちんぷんかんぷんで理解不能で挫折。多分パソコンが得意な人は簡単にできるだろう。

諦めて牧師匠の言うように、「自分で何でもやろうと頑張らなくていいから、できない部分は人の力を借りること」を思い出し、他力本願に頼ることにした。

知り合いのライターに、代わりに原稿を変換して電子書籍にアップしてくれる人はいないだろうかと聞いてみる。

「私も出しているから電子書籍をだしてみたら」と言った塚田さんにも聞いてみる。戻って来た答えは「あの時、教えてもらいながら自分でやったけどもう忘れた」と。やっぱり、私と同じ年だから理解できる。

でも、彼の会社の女子社員がやり方を分かるから教えてくれるとのこと。本当は楽をして誰かに代わりにやってもらおうと思っていたのに、あてが外れた。でも、おかげさまでスキルが学べた。感謝。

時間を約束して教えてもらいにいく。原稿を電子書籍のファイル形式に変換するやり方を教えてもらいアップできた。

次に表紙カバーの画像のデータサイズやファイル形式を変換してアップする作業。データがPDFだったので編集できなかった。やり方を色々教えてもらったところで社員の就労時間が終了した。後は自宅に帰って自分でやってみることになる。

理想のサイズは1.6:1で画像の高さが2,500ピクセル以上。2,560×1,600ピクセル。寸法は1,000×625ピクセル以上が必要。最大寸法は10,000×10,000ピクセルとのこと。

なんのこっちゃ・・・。ピクセルピクセルって顔がピクピクする。分からない。元画像データをJPEGにすることは分かったのだが。

お試しのデータ変換ソフトを見つけて、それで何でもいいから適当に色々2,560×1,600とかの数字を入れてみるが、うまくいかない。ある意味戦い!「これでどうだ!」とブツブツ言いながらパソコンに向かって挑み続けた。

ずっと座っていて、お尻がいたくなった頃に私が勝った!

電子書籍用にファイル形式を変換することができて無事にアップできた。

プレビューを確認して、詳細を書き込んでほっと一息。

その後、出版のご報告をフェイスブックでお知らせした。

早速読んで下さった知り合いの元新聞記者で現役引退しているプロ中のプロからメールが来る。

「牧野さん、読みました。元の原稿をメール添付で送るように。添削します」とのありがたいお言葉を頂く。早速送ると、赤ペン先生のごとく真っ赤になって戻ってくる。誤字脱字、標準表記ではないものなどいっぱい直されている。顔から冷汗が出てきた。

電子書籍は、訂正が可能と聞いていたのですぐさま訂正して再度アップロード。焦っていたので変なところまでイジってしまい、直したのは良いが違うところが変になっていることに気がつかずそのまま。

原稿訂正はできるが、直したものがアップロードされるまで1日から3日くらい掛かることを知らなかった。Kindleでは72時間以内となっている。

ですから、変な原稿は訂正されるまでに全世界にさらけものになります。

ここのところ、ご注意下さい!

私の失敗は「変な日本語を使う日本人」を公開してしまったことです。訂正前に購入して下さった方の書籍もそのままです。お詫びのしようがありません。申し訳ございませんでした。

出してみたから分かったこと。失敗は成功の元と信じて、次の出版目指します。電子書籍は名刺のようなものと牧師匠から教えてもらいました。

注:(牧師匠→牧師の匠と読まないで下さい。牧さんという師匠です 笑)

私の初版の「ウイルスと一緒になって16年~できなくなったことを残念だと思うよりできることをしない方が残念だと思えるまで」は、序章です。自己紹介のようなものです。

これから、車いす目線で分かったことや生きることへの教訓など伝えていこうと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

Amazon Kindle本 牧野 准子で検索。ウイルスと一緒になって16年。

https://www.amazon.co.jp/%E3%82%A6%E3%82%A4%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%81%A8%E4%B8%80%E7%B7%92%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A616%E5%B9%B4-%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%AA%E3%81%8F%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E6%AE%8B%E5%BF%B5%E3%81%A0%E3%81%A8%E6%80%9D%E3%81%86%E3%82%88%E3%82%8A%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%93%E3%81%A8%E3%82%92%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E6%96%B9%E3%81%8C%E6%AE%8B%E5%BF%B5%E3%81%A0%E3%81%A8%E6%80%9D%E3%81%88%E3%82%8B%E3%81%BE%E3%81%A7-%E7%89%A7%E9%87%8E%E5%87%86%E5%AD%90-ebook/dp/B088NGN7YN/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E7%89%A7%E9%87%8E%E5%87%86%E5%AD%90&qid=1591448673&s=digital-text&sr=1-1









人生絶好調の時に車いす生活になりました。一時は必要のない人間になったようで社会からも残された気がしていました。でもできることを一つ一つクリアしていくことで人生楽しくなりました。泣き笑いの貴重な経験をインクルーシブ社会への実現のために発信していきます。応援よろしくお願いいたします。