心質改善は難しい

スシローで
「えび」ばっかり食べる。
年に何回か、そんな日があって
その日は、炭水化物の摂りすぎも
野菜不足も気にしない。

大好きなもので
お腹を満たすって
なんて幸せなんだろう。

器と称するものは
お腹に限らず
心も、そうで。

好きなもので
満たしたくなることがある。

私の場合
不安になると
心に、さざ波が立って
しだいに
整理していたはずの様々な感情の
決壊が崩れて入り乱れ
その対処法として
好きなモノで
その均衡を保とうとする。

好きなモノもいろいろで
そのランクが高いものなら
大は小を兼ねる原理で
だいたいのことを網羅できる。

でも
それが叶わない時
不満となり
余計に不安定になる。

１つのモノに依存し過ぎると
それが無い時の喪失感は
計り知れない。

お腹に至っては
体調面でも
バランス良く摂取することが理想で
だとしたら
心も、本当は、そうなのかもしれない。

そういう体質にしてしまえば
1つに拘らずに
執着せずに済むんじゃないか？

欲しいもの
欲しい形

それを得ることが
出来ないのなら
外へ求めず
こちらの器の形や
心の質を変えるしかないのかも。

何かの良いところを
見つけるのが得意な性分は
そんな私を後押してくれた。

いろんな「好き」を集めて
並べてみる。

平らに、平たくしようとしても
やっぱり、それは存在感を放って
棒グラフでも抜きん出て
円グラフでも多くを占める。

いっそのこと
嫌いになってしまえばいいんじゃないか？
そんなことまで考えて。

しばらく迷走した。

でも
それでいいんじゃない？

敵わない。

平らには、ならない。

「好き」は「好き」なまま。

そんなことを
誰かに教わりながら
それが
自分に嘘をつけなくなった代償で
受けとめていくしかないんだとしたら
もう、そのまま。

不安定も楽しむってことで。