Makiko Inoue | ダイアローグ・ラーニング

ダイアローグ・ラーニング代表理事をしていますhttps://dialogue-lear…

Makiko Inoue | ダイアローグ・ラーニング

ダイアローグ・ラーニング代表理事をしていますhttps://dialogue-learning.com/ 子ども時代からのリベラルアーツと偶発性ある読書会が主な事業です。創造的な家庭教育と大人のアンラーンを支援しています。

最近の記事

「若いうちにシステム思考を学ぶ」他大学の同世代で学び合うラーニングコミュニティーの大切さについて。

長女が大学生活をこれからはじめるという2021年3月は、まだコロナ禍で大学の授業もオンラインが中心になるだろうという時期でした。 もともと短絡的に因果の単線を無自覚に引いてしまう長女に、システム思考を紹介しました。 複雑なつながりに目を向け考えることができるようになると、世界が広がるよと。 また、大学側も手探り状態のオンライン中心での大学生活の中で、孤独を感じる大学生たちが増えているとの報道も目にしていましたので、 高校時代の友人たちと定期的に学びあえるつながりを持てる

    • 自然体ですっとできる力=才能。応援の力という見えない手で背中を押してもらう。

      ありがたいことに、活動をはじめてからのこの5年半もの間、力強い応援の手を差し伸べてくださる方々に恵まれていることを実感しています。 みなさんご自身の才能を活かし手助けしてくださいます。 「才能」と聞くとなにか特別なものを思い浮かべてしまいますが、 先日Co-musubiの子に「自然体ですっとできることに自分の才能があるんだなと自覚して、それを大切に磨いてみるといいよ。」と伝えたとおり、才能は多くの人がそれを才能だと自覚さえしていないくらい自然な状態でもっているものなのだと考

      • リーダーってなんだろう? 「学習する学校を描く」からもらったヒント。

        最近、女性リーダーについて考える機会がありました。 その際、ふと「その職種において求められるリーダーシップとはなんだろう?」というそもそもの問いが浮かびました。 日頃からSNS上で表示されるイベントの告知や記事を見かけるたびに「なぜ登壇者に男性ばかりが選ばれているのだろうか?」と、その構造の裏にどんな「アタリマエ」や「アンコンシャス・バイアス(無自覚の思い込み)」があるのだろうと、興味と残念な想いが交差しており、日本社会におけるジェンダーギャップについて個人的に関心を持って

        • モヤモヤを愉しむ会 「ユニバーサルデザインを超えて、プリュリバースデザインへ」

          先日、大学生たちに「自分の関心の外には、どのように目を向けていますか?」と訊いてみました。そこにいた誰もが、その質問に困惑しているようでした。 どうしても私たちは、自分の興味や関心がある分野においてばかり知りたがります。 けれどそれでは、視野も思考も偏ってしまうものです。 ずっと探していた気付きは、実は興味関心の外で出会うことも多いように思います。 とはいえ、関心の外の世界に自分ひとりでひょいっと飛び込んでいくのは勇気のいることです。 そこで、あえて関心を広げるきっか

        「若いうちにシステム思考を学ぶ」他大学の同世代で学び合うラーニングコミュニティーの大切さについて。

          思春期でも相談できる親子関係を耕しておく大切さ

          1ヶ月ほど先に高校受験を控える娘は、数学好きです。 2歳の頃からパズルに目覚め、あまりにもすぐパズルを完成させてしまうので、5歳からは解答が2339通りあるチョコレートパズルに移りました。 ちなみにこのパズルは、Co-musubiの子どもたちにも推奨しています。 その後はLEGOにはまり、小学校3年生くらいで歯車やモーターを使い自分で工夫してエレベーターやからくりボックスをつくるようになり、中学受験算数に出会い算数のおもしろさに開眼しました。 (本人の希望で中学受験はして

          思春期でも相談できる親子関係を耕しておく大切さ

          「なぜ家庭教育なのか」「なぜ親子対象なのか」

          「なぜ家庭教育なのですか?」 というご質問をよくいただきます。 私は、オンラインを活かし家庭をつなぐ学びの場「子ども時代からのリベラルアーツCo-musubi」を主宰しています。 2022年1月時点で20歳と15歳の姉妹の母でもあります。 そして子ども時代、幼稚園から大学を卒業するまでずっと、学校が苦手な子どもでした。 長女が生まれ、「この世にこんなに可愛らしくて大切な存在がいるんだ。」と初めての感情に驚き、この子の幸せな人生を強く願い「どう育てていこうか。」と考えま

          「なぜ家庭教育なのか」「なぜ親子対象なのか」

          どんな時間があなたにとって本当に大切ですか?

          私にとって「時間」は、何より大切です。 けれど、その大事にしている「時間」が何かというところは、現代の日本社会では少し異質に見えるかもしれません。 私にとっては、意思決定を含み「必要以上の人数で」「何度も」「長時間」の会議を行う必要はほとんどありません。 多くはマルチに担うことが可能ですし、各自が高次の目的に基づいて自立的に考え、自分の担当に対し権限を持ち行動すればよいのだと考えています。 そうすれば自ずと、確認すべきところで確認がなされ、サポートすべきところでサポートしあ

          どんな時間があなたにとって本当に大切ですか?

          放牧的なのに見守られているのを感じるファシリテーション

          2022年最初のセレンディピティ・ブックス・ダイアローグ(SBD)を開催しました。 今回は、英治出版さんとのコラボレーション企画 「年末年始に読みたい!英治出版の本 by 偶発性の読書会「セレンディピティ・ブックス・ダイアローグ」 2021年末にDay1、2022年始にDay2開催と、くる年に橋をかけるような二日間構成で、英治出版の編集者お二人による贅沢な選書でのSBDでした。 さすがの英治出版さんへの信頼感に助けられ、あっという間に満席に近いお申し込みをいただき、とても

          放牧的なのに見守られているのを感じるファシリテーション

          教育や子育て支援の歴史と最先端に触れた濃厚な一日。見たい未来は同じだ、きっと。

          今日は午前にLearn by Creation Tokyoメンバーとのオンライン新年会。 午後には、「やりすぎ教育 商品化する子どもたち」のご著者で一般社団法人ジェイス代表理事の武田信子先生にお招きいただき、少数での子ども支援関係者交流会に参加させていただきました。 どちらも共通することとして、信念を持って行動している人の明るさと強さがあり、だからこその葛藤もあり、そして場に穏やかで温かい包容力がありました。とても居心地がいい場。力をもらえる場。 Learn by Cr

          教育や子育て支援の歴史と最先端に触れた濃厚な一日。見たい未来は同じだ、きっと。

          想定外の失敗をコント化する力

          私自身は、準備をする際に多様なケースや流れを具体的に想定し逆算して準備を行います。 そのため、小さな予想外のトラブルは「なるほど」と理解し受け入れ対応してきました。 小さな我が子達を連れた旅の帰路、海外の小さな島の空港で、職員によるストライキと重なり飛行機が一日飛ばないと知った時も、イベントのお手伝いをしていて自分のPCに数時間分の録画を「いますぐ」しなくてはいけなくなったときにも、「あぁ、そうですか。」「そういうこともあるよね。」とすぐに理解はできました。 しかし、それ

          想定外の失敗をコント化する力

          2022年にはじめてみる。

          はじめまして。 一般社団法人ダイアローグ・ラーニングという法人代表理事をしている井上真祈子です。 これまでは、 子ども時代からのリベラルアーツCo-musubi 偶発性を意図的に仕組んだ読書会セレンディピティ・ブックス・ダイアローグ(SBD) という、ふたつの事業をご紹介するためにnoteを活用させていただいておりました。 2022年は勇気を出して、個人としてnoteをはじめていこうと思います。 自分の名前で人様の前に出ていく。 この大切さをたくさんの方からアドバ