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「若いうちにシステム思考を学ぶ」他大学の同世代で学び合うラーニングコミュニティーの大切さについて。

システム思考は、世の中にある複雑な問題を読み解く際に活用できる思考法。ものごとを「つながり」として捉え、その「つながり」の相互作用や質に着目することが特徴だ。


長女が大学生活をこれからはじめるという2021年3月は、まだコロナ禍で大学の授業もオンラインが中心になるだろうという時期でした。

もともと短絡的に因果の単線を無自覚に引いてしまう長女に、システム思考を紹介しました。
複雑なつながりに目を向け考えることができるようになると、世界が広がるよと。

また、大学側も手探り状態のオンライン中心での大学生活の中で、孤独を感じる大学生たちが増えているとの報道も目にしていましたので、

高校時代の友人たちと定期的に学びあえるつながりを持てることで心の安定につながるだろうし、他大学の同世代によるラーニングコミュニティが求められる時代になるのではないかと感じ提案してみました。

すると長女本人も必要性や魅力を感じたようで、さっそく高校時代の友人たちに声をかけ、システム思考教育家の福谷彰鴻さんにもご相談させていただき、大学生たちによるシステム思考勉強会がスタートしたのでした。


福谷さんは、彼らを尊重し丁寧に寄り添い育ててくださいました。

学習する組織」のピーター・M・センゲ氏が提唱した「5つのディシプリン」のうちのひとつがシステム思考なのですが、
そのピーター・M・センゲ氏もご登壇される世界的なフォーラムへもご招待いただき、長女ともうひとりの学生が参加をさせていただきました。



ここでInner Development Goals (IDGs)の概念に出合い、心が大きく動き、将来へ向けての意識も変容した様子でした。


彼らの学びは、NewsPicks for Educationの蒲原 慎志さんがご賛同くださり記事化を決めてくださいました。インタビュー・編集 を金井 明日香さんが担当してくださいました。


インタビューは複数回行い、学びの過程において、学習者の変化に寄り沿うとともに、学びの振り返りの意義を読み解いていく。

と、丁寧に寄り添ってくださいました。

記事化は本当に大変だったと思います。

しかし、インタビューのたびに穏やかに「僕らにとっても大切な時間です。」と仰っていただき、丁寧に耳を傾けてくださいました。

読み応えがあります。ぜひごらんください。

素敵な大人の皆さんのご姿勢に触れ学びを得られたこと、信頼でき素の自分の想いを言葉にし合う仲間に出逢えたこと。どれも彼らにとって大切な時間になったと確信しています。

彼らのこれからもとても楽しみです。


さて、福谷さんの小学生向けのシステム思考の講座についての記事がNikkei Dualさんから出ています。

有料の記事ではありますが、「考える力」の大切さやパワフルさを感じ、家庭でも取り入れるための参考になる記事だと思います。

学びはこうやって、どんどん有機的に繋がりあいシェアできるようになるといいですね。


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