52ヘルツのクジラたち
小説を読み終わった後に読む、「解説」が大好きです📖
今日ご紹介する、町田そのこさん『52ヘルツのクジラたち』の解説は、内田剛さんが書かれていました。
大好きな町田そのこさんの世界に浸った後、心に残ったのは、内田剛さんのこの言葉💡
本書は、自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年の物語です。
誰かに傷つけられて、だけど、誰かを理解したいと思い行動し続ける2人。
「他人を理解することこそが、自分自身を知ることにもなる」という内田さんの言葉を通じて、物語の新しい解釈を得たような気がしました。
僕らのためにある物語
それでは、タイトルにもある「52ヘルツのクジラ」とは、どういった意味が込められているのでしょうか?
「52ヘルツのクジラ」のように、私たちも大切な声を聞き逃していることがあるかもしれません。
決して他人事ではなく、私たちのためにある物語。
さまざまな雑音に流されて、自分が本当に大切にしたい声をスルーしていないか、改めて考えたいと思いました。
貰う側と与える側
最後に、物語の中で最も印象的だった言葉をご紹介します📝
さまざまな日常を振り返ってみると、つい「貰う側」が当たり前だと思っている自分もいたように感じます。
私は、物語を通じて、自分自身を見つめ直すきっかけをもらっていたのかもしれません。
「解説」で出会った内田剛さんの言葉が、改めて響きました。
「与える側」の自分は、何ができるのか?
考えながら、今日一日を大切に過ごしたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀
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