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ご機嫌な習慣

今朝ご紹介するのは、松浦弥太郎さんのエッセイ『ご機嫌な習慣』です📖

あのさ、ねえねえ、ちょっといい?
こんなことあった、
こんなふうに思うのだけれど、
と知らない人の肩を叩いて、
話を聞いてもらうのが僕の日々である。
この本はそんな僕の「あるくみるきく」を
集めた一冊であります。

『ご機嫌な習慣』まえがきより

先日、たまたま出会った本書。

読み始めてすぐ「松浦弥太郎さんの文章や考え方、すごく好き!」と思い、あっという間に読み終わりました。


自分のために自分で作るお守り

松浦さんの習慣の中で特に印象に残ったのは、「自分を守る1枚のメモ」です📝

「自分が大切にしたいこと」「こうありたいと思うこと」など、これまでの気づきをメモにし、お守りのように持っているのだそうです。

自分を守る1枚のメモ
成長とは、当たり前のことの精度を高めることであり、
当たり前のことができた上での、新しい気づきや、新しいチャレンジなのだろう。
例えば、くじけてしまうことが、1年の中には時折ある。
そういう時に、このお守りを開いてみる。
すると、どれか1つができていなかったことに気づいたり、解決してくれるアドバイスが潜んでいたりする。

『ご機嫌な習慣』

「それまでの自分が気づいたささやかな知恵を、箇条書きのメモにして何かを新しく始めようとしてる自分にプレゼントする。そう改善のためである」と、松浦さん。

自分のために自分で作る、まるで”お守り”のような存在ですね。

メモは改善案であり、お守りである。
それはきっと、皆さんの力になるだろう。
そのメモは、迷った自分を正しい道に導いてくれる地図にもなるだろう。

『ご機嫌な習慣』

自分を守る1枚のメモ

そこで、松浦さんのメモ内容を真似しながら、私も「自分を守る1枚のメモ」をつきってみました🌞

  • 早寝早起き、朝日を見る

  • 「すみません」を「ありがとう」に

  • いつも笑顔で、ひまわりのように

  • 自立とは「依存先を増やすこと」

  • 自分のご機嫌は、自分でつくる

  • 気持ちが落ちている時は、決断しない

  • 言葉にできない「好き」は大切に、「違和感」はスルーしない

  • 急がない、求めない、怒らない

  • 先に与える

少しずつ更新しながら、新しく挑戦しようとしてる自分にプレゼントしたいと思います🍀

心の作法「ありがとう」「はじめての心」

最後に、松浦さんが日々心掛けている考え方の習慣について💡

心の作法として、この2つが紹介されています。

  1. ありがとう

  2. はじめての心

夜ベッドに入った時、習慣になっていることの一つは、あらゆるものやこと人家族など思いつく限り全てに手を合わせて感謝をすること。
嫌なことがあった1日でも、辛くて涙した1日でも、全てを含めて「ありがとう、いつもありがとう」と言葉にしない日はない。

『ご機嫌な習慣』

「『ありがとう』という言葉は、心の作法そのものを表している」と松浦さんは言います。

だから、自分にとってのスタンダードとかベーシックを考えた時、まず一番に思い浮かぶのが「ありがとう」という言葉なのだそう。

自分も、どんな日であっても、一日の終わり、自分に関わる全てのものに「ありがとう」と感謝する人でありたいと思いました。

そして、「はじめての心」とは、何事に対しても、うきうき、わくわく、ドキドキ、一生懸命な初心者でいること。

「はじめての心で向き合うと、何もかもが学びになるから」と、松浦さん。

スタンダードとかベーシックというのは、一つの知恵だと思っている。
知恵とは一体何だろう。
知恵とは、どんなことでも受け入れて、いつも素直な目で観察できるように待機していることだと思う。
だからこそ、しあわせなことやすてきなモノ、素晴らしい発見との出会いがあるのです。

『ご機嫌な習慣』

歳を重ねて経験値が増えると、意識しなければ「はじめての心」はなくなっていきます。

だから、自分でつくっていく。

「はじめての心」がアンラーンにつながり、成長につながるのではないかと感じました。

好きなものは、案外変わらない

最後に、おまけです。

10年くらい前、私が大阪で営業として働いていた頃のことです。

多分、松浦弥太郎さんのエッセイを手にして、やっぱり当時も「ああ、すごく好きだな~」と、思った記憶があります。

(本のタイトルを思い出せなくて、悲しい…!)

きっと、自分の「好き」はそう簡単に変わらないんだろうなと思うのです。

「どこが好きなの?」って聞かれると「何となく。だけど、すごく好き」と言いたくなる。

そんな自分の”何となく”好きを、これからも大切にしていきたいな。

文章も、人も。

最後までお読みいただき、ありがとうございました🍀

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