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「ご自愛」について、真剣に考える

「ご自愛ください」

ビジネスシーンで当たり前のように使われる、この言葉。

余裕で半袖を着ていたと思っていたら、すっかり湯たんぽが手放せない季節が到来し、私も、最近では毎日のようにこの言葉を使っています。

「自愛」とは「自らを愛する」、つまり、自分を大切にするという意味💡

皆さんは、どれだけ自分を大切にしているでしょうか?

塩谷舞さん『ここじゃない世界に行きたかった』

今回ご紹介するのは、塩谷舞さんの『ここじゃない世界に行きたかった』です📖

かつて「バズライター」と呼ばれたほど、書く記事が見事にバズり、大活躍していた塩谷さん。

そこからアメリカへ移住され、自分を見つめ直す中で、さまざまな思いを綴られたのが同書です。

今回は、この本の中で、特に私が大好きな2つの章を中心にご紹介します。

美しさとは、自愛

「美しくあること、とは」

この章では、塩谷さんが「美しくあることについて、考えを聞かせてください」と、発信した際のエピソードが紹介されています。

そこでは、こんな声が届いたそうです。

ある哲学書より、
美しさとは自愛。
ナルシストは自己愛。
この両者が日本では混同されがちだと思います。

これに対して、「美しくあることはつまり、どう生きるか?という自分への問いかけであるのだ」と、塩谷さん。そして、こんな風にも述べています。

美しさとはつまり、
自分だけが自分に与えてあげられる、大切なギフトなのだ。

「美しさ」について考えることは、自分と向き合うきっかけであり、自分を大切にするために必要なことなのかもしれません。

「正解」を簡単に手に入れてしまうことの罠

「先に答えを知ると、本質に辿り着きにくくなる」

続いて、この章では、私が最もハッとされられた言葉をご紹介します。

正解を簡単に手に入れてしまうことは、その先の曖昧で自由な可能性を、ピシャリと閉ざしてしまうことでもある。

ネットで検索すれば、おおよその答えが手に入る今の時代。

私と同じように、この言葉に心当たりのある方も多いのではないでしょうか?

最初から頭に情報を与えてしまうと、
なにを見ても「情報との答え合わせ」になってしまって、自由気ままに空想する…
という楽しい時間が失われてしまう。

私自身、すっかり「答え合わせ」ばかりする大人になりました。

だからこそ、正解をあえて手に入れず、自由に考える時間を持つことが、自分を大切にすることにつながるのかもしれませんね、

書く=自分を癒すセラピー

では、自分にとっての「自愛」とは何でしょうか?

この本を読む中で、私にとっては「書く」という行為が、その一つなのだと気付かされました。

塩谷さんもまた、イライラしてくると決まって文章を書くそうで、言葉にすることでスッキリしていることが多い、と言います。

書くことは、
自分で自分を癒してあげる、
まるでセラピーのような行為なのである。

さて、皆さんにとっての「自愛」とは、何でしょうか?

最後までお読み頂き、ありがとうございました!

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