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金メダリストに学ぶ、読書する意味とは?

感動の渦に巻き込まれた、東京2020オリンピック。

特に、卓球・日本勢初の金メダルをもたらした水谷隼選手の活躍は、皆さんもよく覚えていらっしゃるのではないでしょうか?

卓球にあまり詳しくない私も「あの中国を破ったの?!」と驚き、そして大喜びしたことを思い出します。

今回ご紹介する本は、そんな水谷選手の『打ち返す力 最強のメンタルを手に入れろ 』です📖

水谷隼さん『打ち返す力』


水谷選手と言えば、日本の男子卓球界を引っ張ってきた第一人者、スター選手というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

しかし、その輝かしい活躍の裏では、さまざまな困難を乗り越えるために、努力されてきた方でもあります(さまざまな経験が語られているので、詳細は本でぜひ!)。

自分のように卓球に詳しくない方であっても、「ビジネスマンの悩みに答えるQ&A」など、様々なコンテンツを楽しめる一冊です✨



読書⇒自分なりの価値観や哲学へ


今回は、メンタルの養い方の一つとして紹介されている「水谷選手の読書術」をご紹介します📖

水谷選手は読書家で、卓球に関わらず、小説、ビジネス書、語学本…などさまざまな分野の本を読まれるのだそうです。

きっかけは、どの指導者からも「本をたくさん読め」と指導されてきたからなのだとか。

卓球の練習ばかりやっているようでは、卓球は強くなれない。
「一流」と呼ばれるアスリートや芸術家、多くの人の上に立つ指導者には、その人なりの価値観や哲学がある。
普通の人が思いもしない発想を持っている。

だからこそ、読書を通じて彼らの人生を疑似体験し、価値観や哲学を吸収することが大切なのだと、水谷選手。

「自分なりの価値観や哲学へと、読書で得た滋養を昇華していく」と紹介されています。

自分と異なる意見に触れて、多様な視点を培う

とはいえ、その本の著者の考えと自分の考えが、必ずしも一致するとは限らないですよね💡

私は「何か違うな…」と思った場合、最後まで本を読み終わらないことも多々あります。

だけど、水谷選手の場合は違います。

「世の中にはそういう考えをする人もいるのか」と、感心するのだそうです。

読書によって多様な視点を培い、頭の柔軟体操を進めるのだ。

自分と異なる意見の人からも学べることがある、と真摯に向き合い続ける姿勢は、水谷選手の強さの秘密なのかもしれません。

自分寄りの意見ばかり…裸の王様になりかねない


特に印象的だったのは、水谷選手のこの言葉。

賛否両論の「賛」(自分寄りの意見)にばかり耳を傾けていたら、イエスマンの意見ばかり聞いて勘違いする裸の王様になりかねない。
異論や極論を含め、賛否両論の「否」(自分とは異なる意見)も自分の中に積極的に取り入れる。

こうすることで、「モノの見方がグッと多様になり、世界がどんどん広がるはず」と、考えられているのだそう。

この考え方は、決して簡単なことではないからこそ、自身の成長につながるのかもしれませんね。

挑戦することに意味がある


最後に、朝渋で開催された水谷選手のイベントをご紹介します🌞

「挑戦することに意味がある」という水谷選手の言葉が、強く心に残っています。

「自分と異なる意見」と対峙することは、決して簡単なことではありません。

実際に、私はこれまでずっと逃げてきました。

だけど、水谷選手のように「読書」という手段を通じて、「自分と異なる意見」と向き合うことに挑戦しようと思います。

最後までお読み頂き、ありがとうございます!

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