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一歩進むと見える景色が変わってくる


気持ちばかり焦るけど……


今年の夏に25年間フリーランスで働いてきた出版社の仕事を辞めました。
仕事が嫌だったわけではありません。
なんというのか自分も年齢を重ねて、働き方がしっくりと来なくなったという感じが一番近い表現なのかもしれません。

自分の理想の働き方を求めて今はいろいろと模索中なのですが、次の展開がまだ見えず、なんだか気持ちばかりが焦ってしまい日々を送っています。

……正直言って、この悶々としている時期は楽しくない。
10月に入ってからはこんな毎日を送っているので、そろそろ次に進みたいけど……。

とりあえず一歩踏み出してみた


『私』という個性を生かして、「何か」を始めたい!
こう思ったときに何が必要なんだろう……。
考えた結果、私が初めにやったのは、自分の宣材写真を撮ることでした。

何を始めるにしても『私』という存在のアイコンは必要になってくるだろうし、
ホームページを作ったり、ブログのヘッダーもそろそろちゃんとしたものを作りたい。
まずは素材を用意することから始めてみよう。

知人から紹介していただいたカメラマンは、おしゃれなインスタでも有名な方。
今まで女性ファッション誌で働いていたので撮影は慣れているのですが、
私は現場では編集、ライターの仕事で裏方。
写真を撮られるのはモデルの仕事。
自分自身の撮影となると、変に緊張してしまい前日はなかなか寝られませんでした。

当日は電車に乗りながら「3時間もすれば終わるんだから、やるしかない」と、腹をくくれスタジオに入ってからも淡々と撮影をこなすことができました。

さすが人気のプロカメラマンだけあり私が慣れていないことを察してくれて、撮られていることを意識させず自然な感じで終えることができました。
その気遣いが本当にうれしかったです。

撮影後に一気にやる気急上昇!


無事に撮影が終わり、カメラマンとお話している流れでカフェに行くことになりました。
そのカメラマンは働く女性のイメージ写真を撮影するのが得意な方で、起業初期の方とたくさんお会いする機会があるそうです。

撮影時はみんな同じような悩みを持っているらしく、
「まだ収入もないのにプロのカメラマンに撮影代を払って大丈夫かな……」
「初期投資したけど、この写真を有効に使えるかな……」など。
あぁ、その気持ち、とってもわかるなぁ。
起業するときって、みんなやっぱり不安なんだ。

でも、カメラマン曰く
「みんなはじめは不安だけど、さらっと初期投資を回収している人がほとんどなんですよ」

この言葉を聞いて、モヤモヤと悩んでいる気持ちがスーッと晴れていきました。

そうだ、私はこれから『私』を売る仕事をするんだ。
それなのに小さい出費に気を取られて、悶々と停滞している場合じゃないぞ!って。

あんなに嫌な気分で撮影を迎えたのに、その言葉のおかげで明るい気持ちで帰宅することができました。

見える景色が変わったら気持ちもポジティブに


次の展開が見えるまでの期間は気持ちばかり焦ってしまうけど、ほんの一歩何かを始めることでこんなにも気持ちに変化があるのかと、自分でもビックリしてしまいました。

大切なのは、一歩でも前に踏み出すこと。

今までは「どうしよう……」と見えない状況に不安を感じていたのですが、
今の私の脳内は、
「あの写真はこれに使いたい!」
「これとこの写真は残しておこう」
といった感じで、次の展開でいっぱい。

ほんの1歩でこんなにも見える景色が変わるんだ!
家でモヤモヤしているときは何も変わらない状況に不安になってしまうけど、
やっぱり行動って本当に重要なのだと思い知りました。

これからどんな進展があるのかはまだ見えないけど、
迷ったら小さくても一歩進む。
いまキラキラと働いている人たちも、みんなこうやって進んできたんだろうな。
私もモヤモヤしている場合じゃないぞ。

昨日の撮影から思ったことを、素直に書いてみました。
さぁ、がんばるぞ!

では、また明日お会いしましょう。

西村真紀


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