お義父さんに柿を沢山もらったからこそ
「物事に善し悪しはない」
「見方次第、捉え方次第~」
の言葉が浮かびあがる時、たいてい「価値観の相違」にぶつかっている。ぶっちゃけると、お義父さんと対峙する際によく思う。
義理のご両親を迎えての旅行。想定範囲内ではあるが「んーーーー、もう!」って場面に何度も遭遇した。
「いい具合に距離を取っておこう」と思うのは、かなり疲れてしまったから。良い人だし、良くしてくれてるのも分かるんだけど、距離を取っておこうと思ってしまう。似たような感覚の方がいたら、飛び跳ねて喜んじゃうよね。
京都に帰って2日後。宅配便が届いた。何も頼んでなかったはずなのに、と取りにいくと義父からの贈り物。開けてみると大量の柿!
おー、20個以上ある。
おー、すぐに食べないと悪くなってしまいそうなほど食べごろ。
おー、蟻さん・・・。
今年は柿が豊作だからという話題で盛り上がっていたので、旅行後、すぐに取って準備して送って下さったのだろう。孫と息子に喜んでもらいたい一心なのが伝わる。
因みに、娘は柿を食べない・・・。
2人で20個以上・・・。
お義父さんは、なぜか1種類のモノを箱いっぱいに送ってくれるのだ。梨、じゃがいも、そして今回は柿。
食べきれん!
送ってくれるなんて優しい~、なんだけれど、好みに関係なく大量に1種類が送られてくる。実家からもよく野菜や果物を送ってもらうのだが、同じ気持ちになることはない。
理由は簡単。会話をしてるから。いつだったら使いやすいタイミングとか、娘の好みとか、色んな種類あると嬉しいとか。オイシックスや食べチョクのレベル。すぐ悪くなるものから、長持ちするものまでバランスよく(母が神すぎる)。だから、実家から送ってもらうと使いやすい!となってたんだけど、あぁ感謝の気持ちが欠けてたなと反省とともに思ったのは、
食べきれないほど送ってもらうからこそ
まずはお隣さんにおすそ分け!
○さんに会うから持っていこ!
○ちゃんとこまで行こう!
『広がる』
お世話になってる方へ、ほんのちょっとお礼ができたり、疎遠になりがちな近所の人とご縁ができたり、つながりのきっかけを頂いている。
慣れないであろう緩衝材を敷いて、柿を並べて、送ってくれて。毎回お隣さんが喜んでくれている(風に見えている)のも、お義父さんのおかげだなと思えた夜です。
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