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革新さと現実と。服を着るだけで環境に悪い。
今週の映画は
『ファッション・リイマジン』。
奇しくもファッションに関することを連日書いた後に見た映画。
買取金額の激安さに衝撃が走ったことを機に、洋服のリユースや環境負荷のことを考えていたにも関わらず、手を秋にしたくて衝動買いしちゃった流れ(でも買ったのは服じゃない!)、からの本日の映画鑑賞。
水曜映画サービスDAYはとりあえず映画館に行こう!と決めているので、信頼を寄せる仲間に聞いてみようと思っていたら、ちょうど彼女が「ファッション・リイマジン良かった」と共有していたので、迷わず選択。
内容は、イギリス発の革新的デザイナー(Mother of Pearlのエイミーとそのチーム)が、真にサステナブルなファッションで業界・世界を変えようとするドキュメンタリー。
毎年、兆単位の洋服が作られては3/5は廃棄。埋立地に廃棄されたものは200年も残るし、服一着作るための大量の水と多大な二酸化炭素の排出。大元の生地まで辿っていくと綿花収穫での児童労働問題や、動物虐待、薬品での土壌/水汚染など問題は山積み。更に、猛スピードでサイクルが変わるファッション業界。
主人公はサステイナブルとは真逆の業界で、業界の人として立ち向かう。第一歩として素材選びから全て追跡可能なものを取り入れようとするが、次から次へと問題が出てきて難しい。それでも強い信念のもと、サスティナブルなブランドを確立していく様が、純粋にかっこいい。
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日本の都会で、利便性を享受しながら生きているという事実は、ファッション業界に関係しているかどうかは問題でなく、絶対的に環境負荷に高い生活をしている。衝動で買い物をしたり、お肉やお魚好きの人間である以上、地球に優しい生き方をしていないことも認識している。
地球を共有している
地球に住む全員が「地球を共有している」はずだが、共有ではなく「所有」しようとするあたりが、どうしても断絶を生む。それが今までであり、今。
一番の衝撃は、ドキュメンタリーは2017年~2018年のコレクションタイミングであり、サスティナブルなファッションが評価された時代の先鋭期。そこから5年経って、大手ブランドもサスティナブルを意識したファッションが増えているし、消費者目線でも変わってきたことを実感している。
が、実際の環境指数としてはまだ悪化を辿っているということ。環境負荷は2030年まで大きくなるという予測とともに、悪化の事実が衝撃だった。
すぐ悪くはなっても、すぐ良くはならない。
それが地球規模であればなおさら。
だからこそ、気づいた時に気づいた人から、一つずつでも変えていく必要が急務。
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