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結婚は34歳です。ぴたりと当たった占いにまつわる思い出話

弟から電話があって他愛もない話をした。

「俺、占いとか全然信じないけど、ねえちゃんの結婚の年を当てた占い師さんには感謝するわ」

29歳、初めてお金を出して『占い(占星術)』をしてもらった。人生だいぶ行き詰ったで歳で、1年で3回もその方のお世話になった。仕事運を専門としている方だったのだが、私の状況を見かねたのか、結婚運についても見てくれ、結婚がもたらす意味や、どんなタイプの人と結婚するか、気をつけるポイントなど丁寧に送ってくださった。そのメールは何度も見直し、大事にしてきたポイントでもあった。メールには何歳で結婚するかなど書かれてはいなかった。

結婚が決まった時、母はすぐさま言った。

「すごい!当たったね。34歳で結婚するって占いで言われたもんね。34歳の誕生日には、あー占いなんて当たるはずない、って思ってたけど、あんたの執念はすごいね。」

きょとん。

「誰が34歳で結婚するって言ったの?」

「29歳の時に占いを受けて、34歳で結婚らしいよっていってたやないの。忘れたの?」

「全然覚えてない」

「まぁ。あんたが29歳の時にその話を聞いて、5年も先なんて長いと思ってたけど、まさかねーー!占いすごいね」


占いじゃなくて私が頑張ったんだわと伝えたが、興奮していた母に伝わることはなかった。忘れそうなことは、ブログに書くか母に伝えるかしている。口頭で占い師さんが言ってくれたことを、忘れそうだから母に伝えておいたんだろう。

で、いつの間にか弟にも伝わり、弟もそれを聞いた時から5年間「34歳じゃなくてもいいから、姉ちゃんが結婚して幸せになれますように」と願ってたようだ。

なんて平和な姉弟電話。

占いで伝えてもらって忘れる本人。
5年後ってなんて長いのと思いながら執念の母。
5年後じゃなくてもいいから、姉の結婚を願ってくれた弟。

婚活はさ、まちがいなく私の努力だけど、2人の話を聞いて、家族そろってを送ってたのかもしれない。

今、占い師やろうと思えるのは、29歳の時に出会った占い師さんのおかげでもあるな、なんて弟の話から思い出した。

なんらオチのない他愛もない昔話でした。


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