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紙でタスクを管理する(Notion回顧録)

[前提] タスク管理「できていない」現状を記録したnoteになりました。

今年も6月に、タスク管理に関するnoteを書きたかったのですが、何を書くか迷っているうちに7月が終わろうとしています。

仕事面で強制的に脱Notionしてから4ヶ月、タスク管理について四苦八苦しましたが、現状の結論としては「タスク管理できていない!」。今の私はノーガードで打たれ続けるのみです。

そんなnoteを読んでもらっても時間の無駄でしょうし、果たして書く意味があるのか?と迷い続けたのですが、数ヶ月後の私が読んだらきっと楽しいので、未来の自分の為に書くnoteです。

1.はじめに


昨年に引き続き、4月から弊チームで大きめの組織編成があり、自身の職務範囲に変化がありました。
昨年6月に書いたnoteでは「チームのミッションが3倍に増加」と書きましたが、今の状態は「私自身のミッションが昨年の2倍に増加」という状態です。

以下は昨年6月のnoteですが、今、読み返すと面白いです。1年後、さらなるカオスに突入しているよ!と昨年の私に伝えたい。今年の5,6月は本当に、心身共にやばかった。


仕事でNotionを使えなくなった私が、何を得て、何を無くしたのか。
改めて、都度noteにしたためておいて良かったなと思いました。Notionというツールが、どれだけ頼りになる相棒で秘書で有能なアシスタントだったか、よくわかります。

昨年2月、チームへのNotion導入を喜んでいたnote
Notionでタスク管理をしまくっていた6月。status機能は最高でした。

タイムトラッキングと週次レビューを運用するようになって万能感が出てきた7月。

Notionでのタスク管理が定着し、Notion上で仕事が回せることを実感していた10月。

職場でのNotionとの決別が決まり絶望に打ちひしがれていた今年の2月。

去年の自分、タスク管理無双していましたね。なんて理想的な環境なんだろうと思います。
(もし今後、職場を移ることがあるならば、次こそNotion活用OKの場所を選びたい…!笑)

2.現状の深掘り


今年の5,6月はカオス回でした。
昨年度の担当案件に加え、さらにドン!と乗せられた15日間/6種の研修の企画&準備&運営&事後作業。
一方、当然の如く「自分しか他にやる人がいない」業務が減ることもなく。
7月に入り研修ラッシュがひと段落し、心の安寧を取り戻しつつあるものの、積み残しタスクが大量にある状況には変わりありません。中長期スパンの業務を未来にスライドさせているだけ。

現在の自分の担当職務と、年間のタスク量を概念化してみました。矢印の大きさや高低が業務ボリュームを表します。
種類の異なる職務がざっくり5種類、業務が重なる時はとことん重なる。完全にコントロール不可、お手上げでした。

2023年度の業務量の概念

また、6月末までは研修という「目に見えるスケジュール」があったので、マネジメント層にも“忙しそうだね”と伝わっていたようなのです。
が、研修が落ち着いた今、“スケジュールに入れていない積み上がっているタスクの工数”が示せなくなったので、マネジメント層からは「やっと手が空いたね」と思われているようです。

そんなわけないでしょ!と思うものの、昨年はNotionに全タスクを入れていたので、具体的な案件ボリュームを[1日、1週間、1ヶ月の工数(かかる時間)]で明確にプレゼンできていたのが強かったなあと。
加えて、Notionがセルフマネジメントのコントローラだったんだなあとしみじみ思います。そして今年はそのコントローラがありません!

昨年はNotionを使うことで“個人で抱えることができる案件のキャパシティ”を拡張していけましたが、この春から完全にアナログ(手帳&かろうじてOneNote)に戻ることになったので、日々様々な気づきと学びを得ています。

A4資料にがんがん書き込む図

研修系の案件が続いていた時は、資料にひたすら書き込む方が圧倒的に早く、PCにインプットする(記録する)よりもPJTへの対応ができている感覚がありました。
未来の自分への申し送りよりも、目の前の案件へのより良い対応が必要だったので、やっぱりこれはこれでアリだな、などと実感しました。

紙とペンのメリットは、すぐに言語化とビジュアライズできることだと思います。“企画”の仕事には不可欠ですね。

そういう意味で、“紙とペン”で仕事を進めることのメリットを感じてもいますが、とは言え正直[タスク管理で攻めに転じる感覚]は皆無です。ノーガードでただ打たれ続ける感じです。
ただただ降ってくる指示と依頼を受け続けています。「なるようになるさ」「明日は明日の風が吹く」状態です。考えることをやめた。

正直、未来を見越した行動はできていないし、その場当たり的な対応の積み重ねが、自分のキャリアを阻害している気もして焦ります。
ただただ、目の前のタスク(=時間)を消化しているだけ。作業に追われ、目的・目標を見失いがちだと感じています。
こういう仕事のやり方は、自分のモチベーションを静かに削り取っているのかもと思うとすこし怖いです。削り取られているのは、未来の自分の可能性かもしれない。

我ながら、昨年の同時期と比べるとだいぶ破綻してるなと感じます。
紙でタスク管理をするようになって以降の困りごとを纏めてみました。

・工数管理ができない
・1,3,6ヶ月後への申し送りができない(中期的な視野が持てない)
・思考に連続性がない
・情報を集約できない

Notionでなら、すべて実践できてたのに!
「ちょっと先の未来のイメージ」って、状況に合わせてどんどん上書きされていくので、思いついた端から散文的にメモを集約しストックできるNotionは、向いていたなあと思うのです。

思考の連続性がないから、対処療法的な打ち手しか講じることができないんですよね。これは企画部門として由々しき事態。

とはいえ、紙(手帳)で実現できている方はたくさんいらっしゃると思います!私も、しっかりしたボリュームの手帳を使えば、短期/中長期スパンのタスクや申し送りをすべて書き留め、集約できるんだろうなと思うのですが。
好みの問題で、ごっつい手帳は今のところ使う予定が無い…!こればっかりは。
自分の好み、とは言え、仕事へ向かうモチベーションに関わる大事なポイントです。

3.ガジェット愛

仕事上でNotionと決別して以降、かろうじて私のテンションをキープしてくれていたのは“紙とペン”のアイテム達でした。

手帳はPLOTTERを母艦として使い続けているのですが、時々、別のガジェットにも浮気をしています。今、激アツなのはBUTTERFLYBOARDの新アイテム「PAPERJACKET® flex」、これが最高に良い!

A4サイズの「PAPER JACKET」を使い始めてから、A5サイズがあったらさらに最高…!と思っていたのですが、1年待たずのリリースでした。ありがたや…!

通勤やデイユースに、コンパクトなボディバッグを使うことが多くて、A4サイズのアイテムだと入らないのです。荷物は少ない人でありたい。
でも書きたい紙はA4サイズが多いので(資料とか)、この「PAPERJACKET® flex」はニーズど真ん中でした!
使い始めて実感したのですが、私は“今、必要としない過去のメモやリフィルのストック”を極力持ち歩きたくないらしく、それがシステム手帳を使わない理由になっているようです。我ながら面倒くさい性質。
そういう性質の人間に、「PAPERJACKET® flex」はぶっ刺さりました。薄くて軽くて最高!!

使い勝手はこちらのnoteでとてもわかりやすくレビューされています。

クラファンで[黒のA5サイズ]をゲットしましたが、毎日ヘビーユースしているので、一般発売されたらA5サイズのシルバーも欲しいなと思ってます。早く店頭で買えるようになってほしいな。
現状のタスク管理は、この「PAPERJACKET® flex」にがしがし書いています。ここ数ヶ月の形式はこんな感じです。

毎日のタスク管理(作業ログ)のページ構成

「PAPERJACKET® flex」、クラファン応援中は待ち遠しくて!こういった動画を眺めては、早く早く!と待ち望んでいました。
期待以上の使い心地の良さ!毎日、肌身離さず状態です。


用紙はPLOTTERのA4サイズリフィルメモパッド(2mmGrid)を愛用しています。薄くて嵩張らないし、書きやすい!
そしてなにより[PLOTTER純正アイテム]なので、母艦としているPLOTTER使いに戻りたい!となった時に容易です。

PAPERJACKET® flexが手元に届いて以降、気付きがあって。どんなに仕事面で疲弊しても、ガジェットへのミーハーな愛情でモチベーションを保てているんだなあということです。

4.戦闘力

そう考えると、Notionとは、仕事面の“IT化”を物理的に推し進められるし、情報を集約させてプロジェクトを爆速で進めさせる効果があるし、“仕事が楽しい!”とモチベーションを上げさせてくれる、1ツールで3度美味しいコスパ良すぎるツールということですね。
DXの真髄ってこういうところですよね。個人、チーム、組織の戦闘力を上げるためのもの。

ひとりの能力を何倍にも増幅できるブースター的な装置なので、早くNotionが日本のデファクトスタンダードになってくれることを願っています。
それまではお気に入りのガジェットで頑張ります。

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