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「百器徒然袋 風」

この本1ページ目に、髭の生えた登場人物が「髭男」と形容されている一文があって、思わず「ヒゲダン」と読んでしまった。

まだまだ流行に乗れている。


いやー読み終えるまでだいぶかかってしまったなぁ。

日常生活が元に戻ってきている。

外出自粛で本読む時間が増えてnoteも書き始めたんだけど、読むペースが元に戻ってきちゃってるかもなぁ…

仕事も元通りになってきて、元通り疲れている。

疲れると空いた時間に本読まなくなるんだよなぁ。

代わりにゲームしちゃう。

なんかもう頭使わずに無心でやれるやつ。ツムツムとか。

そんなこんなでなかなか読書が進まないんだけど、読みたいのはいっぱいある!

てことでどんどん読んでこう。


この本読んだら次は巷説百物語シリーズを読みたくなりましたよ。

巷説シリーズも大好きで2、3周してるけど、もう一周いこう。

百鬼夜行シリーズより薄いので、京極夏彦読んでみたいという初心者には巷説シリーズを進めがち。

この本、「百器徒然袋風」って、とても巷説っぽい。

最後の「霊面気」なんて特に。

巷説百物語シリーズといえば「仕掛け」ですね。


この本は、「五徳猫」「雲外鏡」「霊面気」の3つの繋がった話が一冊になってるんだけど、「五徳猫」と「雲外鏡」は掛けられた「仕掛け」を暴いてく話、「霊面気」は仕掛ける話、という感じ。

最後は話し手の本島くんがだんだん百介に見えてきた。

これ関口くんだけ出てこないのは、今回の話し手が本島くんだから?

確かにいつもの関口くん的立ち位置なんだよね、本島くんは。扱いひどいし。

でもちょっと関口くん出てきて欲しかったなー。

彼は出てくるとちょっとハラハラして、時にはちょっとイライラさえするんだけど、いないとなると淋しい…

あと益田と青木くんのやりとりが好き。

同じクラスにいたら絶対違うグループなんだけど密かに仲良さそう。

榎木津と京極堂はいつも通りだった。

あ、でも京極堂は珍しくちょっと動いてたな。

でもいつも通りだった。

※ちょっとだけネタバレします。












最後のあの面、あれってどっかで出てきたっけ?

江戸後期といえば巷説百物語。仕掛けのために作られたですって…?そんなもん、読み返さずにいられない。

私が覚えてないだけで、どっかで出てきてたってのを見つけられたら嬉しいけど、特にどこにも出てきてないってならこれまんまと踊らされてんなー京極先生に。

まあいい、漫然と、踊らされようではないか。

こうやって京極無限ループにはまってくんだよなー。

だけど百鬼夜行シリーズでならしましたので、巷説百物語シリーズは薄く感じるなぁ。

麻痺。

これを麻痺と言いますね。

決して薄くは…ないよね。

最近ほんとやること増えちゃってるんだけど、ガシガシ読書してきたいな。秋だし。










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